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連載小説が『りぼん増刊号』に掲載!原作者に訊く「コミカライズってどう?」の回答は?

小説投稿プラットフォーム『Teller Novel(テラーノベル)』。
プラットフォーム事業以外にも、総合出版社をはじめとする100社以上の企業と提携し、テラーノベルで生まれた人気作品のコミカライズプロジェクトを積極的に展開していることをご存知でしょうか? なんとその数は100作品に到達する勢いで進行中なのです(2023年12月時点)!

本メディア『Teller Novel more(テラーノベルモア)』では、コミカライズプロジェクトのホットなニュースを中心に、プロジェクトの裏側や創作活動のヒントになるかもしれないコンテンツを続々とお届けしてまいります!

祝・コミカライズ! テラーノベル公式作家のSalalaさんを直撃

この冬、テラーノベル発の青春恋愛小説『ウソつきシンデレラの恋』が、乙女坂心先生の作画でコミカライズされることが決定! 2023年12月18日発売『冬の大増刊号りぼんスペシャル』(集英社)に掲載されます。
そこでTeller Novel more編集部(以下TNM編集部)は、原作者であるテラーノベル公式作家のSalalaさんにインタビューを敢行! コミカライズの経緯や感想、普段の創作活動について聞いてみました。

実際に読んでみてどうだった? 小説が『りぼん増刊号』でコミカライズ(漫画化)された感想

TNM編集部:
今回は『ウソつきシンデレラの恋』のコミカライズおめでとうございます! 実際に読んでみて、どんな気持ちでしたか?

Salalaさん:
ありがとうございます。りぼんは幼いころ手に取ったことがあるので、ものすごく感動しました〜! とってもうれしくて光栄なことだなと思いました。絵が描けないので文字を書く方に進んだんですけれども、実は幼い頃は漫画家という職業に興味を持っていたんです。なので、漫画になるのはなおさらうれしかったです!

TNM編集部:
一番に報告したのは、どなたでしたか?

Salalaさん:
まずは母に伝えました! 母も知っている媒体なので「ええ!? あのりぼんに〜!? すごい〜!」と言ってもらえました!

TNM編集部:
うれしいですよね〜(感激)。テラーノベルのスタッフも、みんなとっても喜んでいます!!

Salalaさん:
そうなんですね、ありがとうございます〜。テラーノベルさんにはコミカライズを決めてきていただいて、感謝しかありません!

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『ウソつきシンデレラの恋』はどんなストーリー?

TNM編集部:
今回コミカライズされた『ウソつきシンデレラの恋』は、どんなお話なんでしょうか?

Salalaさん:
コンプレックスを抱え、自分に自信を持てない女の子が、メイクとファッションの力を借りて変身することで、勇気を出して恋愛に一歩踏み出す青春物語です!

TNM編集部:
この作品を書こうと思ったきっかけを教えてください!

Salalaさん:
当時テラーノベルさんから「20話を超えるぐらいの長編作品が欲しい」との話もあったので、何か連載企画をと書き始めたんです。
学生の読者さんが多いと聞いていたのと、自分の得意分野が青春恋愛系だったので、特に学生の女の子に勇気を出してもらえる作品になったらいいなと思って考え始めた気がします。

コミカライズ決定から、掲載までの流れってどんな感じ?

TNM編集部:
作品のコミカライズは、今回が初めてですか?

Salalaさん:
そうです!

TNM編集部:
記念すべき第一回目だったんですね〜! コミカライズの決定について、テラーノベルからはどのような報告がありましたか?

Salalaさん:
まず最初に担当者さんから「コミカライズの件でお話がしたい」とメールをいただきました。どういった形かは書かれていなくて電話でお話しをする運びになり、『りぼん』と聞いて、電話口でとっても驚きました!

TNM編集部:
候補作品としてではなく、コミカライズ確定と伝えられたのですね。

Salalaさん:
そうですね。はじめのお電話では増刊号に載るということ、12月ごろの発売であること、あとはページ数も伺いました。

TNM編集部:
ページ数は始めに決まっていたんですね〜。
『ウソつきシンデレラの恋』はテラーノベルで発表されている作品の中でももっとも長編だそうですが、書き終えたあとは手応えや、「これはもしかしたら何かのチャンスになるかもしれない!」などと思われましたか?

Salalaさん:
いや〜……。連載当時は「読者さんに最終話まで楽しんでもらえる作品を書かなくては!」とひたすらに書いていて、そういった二次的な展開があるとは思っていませんでした。
ただただ「目の前の作品を仕上げるぞ!!」って感じでいました。

TNM編集部:
ご自身では、「こんなところがコミカライズの決め手になったのかな」などと思うことはありますか?

Salalaさん:
どうなんでしょう〜!? 本当にお話をいただいたときはびっくりして。主人公の変身が漫画になることでよりイメージがしやすくなって、絵的にはいいのかなあとは思ったりしたんですけど……。
本当に光栄なことで、自分でもびっくりしています。

自身の作品とのギャップはあった? 漫画化されると、ストーリーはどのくらい修正される?

TNM編集部:
作品を原作として漫画化されて、いかがでしたか? 「ココ端折られちゃうの!?」とか「逆にこんなイイ描写が加えられていた」など、ご自身の作品とのギャップはありましたか?

Salalaさん:
60ページの中で、大事にしたい要素はすべて拾ってくださっていて。「カットされてガッカリ……」なんてところはまったくなく、再現してくださってうれしかったです。
作品内では主人公の葵がファッションやメイクで変身しますが、乙女坂先生の洋服やヘアメイクのデザインがすっっごく可愛くて! 絵的にも映えて、とても素敵で、変身を魅力的に描いていただけたと思っています。

TNM編集部:
「大満足! イメージ通り!」という感じでしたか?

Salalaさん:
むしろ私の脳内でイメージするよりも、可愛くおしゃれに仕立てていただいたって感じで、「プロの漫画家さんて本当にすごいな〜!!」と思って。

TNM編集部:
そうでしたか! それは私たちもうれしいです〜 

Salalaさん:
とっても絵柄が可愛くて、乙女坂先生のことを本当に尊敬するばかりです〜!
原作になかった点では、主人公の葵と親友の璃子が学園祭でライブを観るシーンで、応援するうちわを持っているという素敵なアレンジを加えてくださって、とてもキュンとしましたね〜!

TNM編集部:
ネガティブなギャップはまったくなく、いい形で描いていただけたのですね。

Salalaさん:
はい、そうですね!

TNM編集部:
原作者として、りぼんさんにフィードバックした点もあると思うのですが、印象に残っていることはありますか。

Salalaさん:
原作では、メッセージアプリのアカウントを2つ操る描写があったんですけども、小学生の読者さんなどが違和感なくスムーズに読めるよう、ブラッシュアップした部分があります。

TNM編集部:
りぼん読者さんは年代も幅広いでしょうから、そこも念頭においてチューニングしていったのですね。

Salalaさん:
そうですね。申し出たら先方が直してくださって、より読みやすくなったのではないかな〜と思っています。

TNM編集部:
読者の方に寄り添ったフィードバックに、Salalaさんのプロフェッショナル魂を感じます! 今回、漫画の読者となる方へのメッセージがあればお願いします!

Salalaさん:
読んでくださった方の勇気になったり、楽しんでもらえたりしたらうれしいです。できたら私のことを知って、他の作品も読んでもらえたら……。
りぼん世代の方が好きそうな、キュンキュンするお話が詰まった短編集3つも、ぜひ読んでいただけたらうれしいです!

クリエイターならではのインプットを心から楽しみながら、幅広い分野で活躍されるご様子がとっても素敵なSalalaさんでした。この度は本当にありがとうございました!

Salalaさんのおすすめ短編集はコチラ!

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イジワルな彼にバレました【短編集】
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先輩、ご褒美をください!【短編集】

今回協力いただいたクリエイター

Salalaさん(テラーノベル公式作家)

『今までの自分にサヨナラを』が2013年「第7回日本ケータイ小説大賞」で優秀賞を受賞し、作家デビュー。現在は女性向けコンテンツを中心に、シナリオライター・小説家として、さまざまな領域に活躍の場を広げている。

テラーノベル作品一覧
https://teller.jp/user/2itcl1r8yricu-8474052900
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https://twitter.com/Salala_lalala
Webサイト
https://salala-lalala.amebaownd.com/

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TNM編集部 土屋

不定期にネトフリ廃人になります。子どもたちが寝たあと、バブを入れた湯船でひっそりTNやWebコミックを読むのが好物。

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