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有馬純(ありまじゅん)
𝕄𝕆𝕋ℍ𝔼ℝ
𝕄𝕆𝕋ℍ𝔼ℝ
現在8時
有馬純(ありまじゅん)
有馬純(ありまじゅん)
𝕄𝕆𝕋ℍ𝔼ℝ
有馬純(ありまじゅん)
教室は朝のざわめきが落ち着き、黒板の文字と先生の声が響く 有馬純は後ろの席に座り、前でノートを広げる七瀬琉真をつい見てしまう ――やっぱり、琉真かっこいいな… でも、心のどこかで少し落ち着かない自分もいる その横、白羽汐莉が教科書を持ちながら近づいてくる
白羽汐莉(しらはねゆうり)
って言いながら、ちょっとよろけた瞬間、俺の肩に手が当たった
白羽汐莉(しらはねゆうり)
驚いて思わず後ろに倒れそうになった俺 その拍子に、二人とも床にドサッと座り込む形になった
有馬純(ありまじゅん)
顔が真っ赤になる俺 汐莉も顔を真っ赤にして、
白羽汐莉(しらはねゆうり)
普段のおちゃらけた様子はどこへやら、完全に赤面モード ――や、やばい…でも、なんか…ドキドキする… 心の中で動揺しつつも、視線は無意識に前の琉真へ 琉真は少し離れた席から、冷静そうに見ているけど、にやっと笑ったようにも見える 後ろでは凛とそよがくすくす笑いながら
りん
そよ
と囁き、みとは遠くでため息 休み時間になり、みんなで教室を出る 汐莉はまだ少し恥ずかしそうに肩をさすりながら、何度も
白羽汐莉(しらはねゆうり)
と言ってくる でも俺の心の中は、やっぱり琉真のことでいっぱい 汐莉のハプニングで一瞬ドキッとしたけど、視線の先はやっぱり琉真 放課後、部活や帰り道も含めて、今日一日が少しだけ特別に感じられる 教室でのハプニング、休み時間の笑い声、夕焼けの中で歩く帰り道…全部が心に残る ――今日もやっぱり、俺の視線の先は琉真や そして、汐莉の赤面も、なんか心が温まるできごとやったな