強い絆で結ばれたナンバーワンの友達グループを決める大会
『トモダチ・グランプリ』
私たちはイツメンでこの大会に参加した。
仲のいい私たちならきっと1位を取れる!
そう思っていたのに___
「アイツ、 俺たちを裏切りやがった」
「友達なんていらない! 優勝賞品が手に入れば良い!」
裏切り、嫉妬、重大な秘密。
それらが暴かれた瞬間、全てが崩壊する。
あなたは、いつも一緒にいる友達のことを、何があっても裏切らないと誓えますか ?
桃色 のあ
橙 えと
桃色 のあ
桃色 のあ
私の名前は桃色 のあ。
楽しいことが大好きな中学2年生。
ここにいる4人の友達と出会えたおかげで充実した学校生活を送っている。
緑 じゃぱぱ
緑 じゃぱぱが周りを見て呟いた。
赤色 ゆあん
緑 じゃぱぱ
じゃぱぱは髪を赤色に染めていて、つり上がった目つき、高い身長のせいで
クラスの皆から不良だと怖がられることが多い。
でも、本当は人一倍優しいのを私たちは知っている。
赤色 ゆあん
緑 じゃぱぱ
緑 じゃぱぱ
橙 えと
橙 えと
そういい、拳を上げたのは、橙 えと。
えとはお姉さんキャラで、皆を引っ張っていくタイプ。
えとさん、気合い入ってるなぁ......
えととは6年生から同じクラスだったから、特に仲がいい。
皆が知らないことも知っている。
つい先週も、えとからじゃぱぱのことが好きだ と打ち明けられた。
私は「全力で応援するよ」って言ったんだ。
赤色 ゆあん
ニッと歯を見せて笑うのは、赤色 ゆあん。
やる気満々なのか、手持ちのバッグがパンパンになるくらい荷物を詰め込んでいた。
橙 えと
赤色 ゆあん
.....ゆあんくん、まさか今日色んな女の子が来るからって、この大会でモテようとしてる、?
ノリが良くてムードメーカーのゆあんは学校でも人気がある。
でと私たちの前では、お調子者でちょっと子供っぽいところもあるんだよね。
水色 るな
そう言って水色 るなは恥ずかしそうに笑う。
るなはおっとりした性格の心優しい女の子。
いつもニコニコしていて、見ているだけで癒される。
桃色 のあ
橙 えと
緑 じゃぱぱ
水色 るな
水色 るな
赤色 ゆあん
赤色 ゆあん
橙 えと
桃色 のあ
『二十歳になっても隣で笑い合っていよう。』
キャンプの時に皆で約束した言葉だった。
桃色 のあ
緑 じゃぱぱ
橙 えと
これから私たちが参加する『トモダチ・グランプリ』は、仲間と協力しながら色々なゲームに参加し、
他のグループと得点を競い合う。
応募条件は、
・3人から7人こ友達グループ ・全員中学生であること ・4泊5日の滞在が可能であること
私たちは全ての条件をクリアしていた。
『優勝したチームは、メンバーの欲しいものをこんでもプレゼントしてもらえるの!』
るなから聞いた時、何を貰うか皆で話して盛り上がった。
『しかも参加費も宿泊費も全部無料なんだって』
もう、行くしか無かった
橙 えと
赤色 ゆあん
赤色 ゆあん
桃色 のあ
桃色 のあ
緑 じゃぱぱ
桃色 のあ
言葉に詰まっていると、えとが話に入ってくる。
橙 えと
緑 じゃぱぱ
えとの少し不満そうな顔を見て、はっと我に返る私。
えとさんはじゃぱぱさんが好きなんだからいい気はしないよね....
桃色 のあ
橙 えと
緑 じゃぱぱ
緑 じゃぱぱ
赤色 ゆあん
水色 るな
あ
色々と話していると、背後から楽しそうな男の子たちの声が聞こえて、ふと視線を送る。
あれ?あそこにいる人どこかで見たような...
凛々しい目つきにしゅっと鼻筋が通っていて、いかにもイケメンと言われそうな顔立ちの人。
ええと、どこかで見たことあるんだっけ?
黄色 たっつん
" うり .......?
桃色 のあ
水色 るな
桃色 のあ
桃色 のあ
赤色 ゆあん
桃色 のあ
うり「イケメン御曹司」としてネットの有名人だった。
だから見た事があったんだ。
橙 えと
橙 えと
橙 えと
赤色 ゆあん
橙 えと
赤色 ゆあん
橙 えと
言い合っている2人にくすっとしながら、じゃぱぱに視線を向ける。
桃色 のあ
緑 じゃぱぱ
じゃぱぱさんはSNSとかテレビもほとんど見ないもんね。
水色 るな
るなはじゃぱぱに負けないくらい、小さな声で呟いた。
橙 えと
橙 えと
赤色 ゆあん
桃色 のあ
有名人まで参加しているし、楽しい大会になりそうだ。
しばらく待っていると、大型バスが到着し、中から案内人の人が出てきた。
たったったっ....
皆続々と乗っていく。
あっという間に2時間ほど経過し、目的地に着いた。
水色 るな
緑 じゃぱぱ
バスをおりると、そこはリゾート地だった。
美しい海、砂浜
遠くにはヤシの木が生えた丘が見える。
ギィ......
「えぇっ! 私たちここに泊まれるの?!」
「これがタダってやべぇな、」
でも、ホテル従業員はいないし、他のお客さんの姿も見えない。
貸切にしたってこと? 誰もいないのはおかしいよね?
桃色 のあ
緑 じゃぱぱ
桃色 のあ
桃色 のあ
桃色 のあ
緑 じゃぱぱ
緑 じゃぱぱ
桃色 のあ
じゃぱぱの言葉を聞いて、ほんの少しだけ安心した。
周りには頼れる仲間が沢山いる。
きっと大丈夫だよね?
するとロビーの照明が突然消えた。
桃色 のあ
橙 えと
赤色 ゆあん
すると中央の階段から変わった風貌の人が降りてきた。
エンドウ
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「やってやろうぜ!」
『俺らが勝つに決まってる!』
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「友達関係を続けられない ってどゆこと?」
「ケンカするとか?」
それなら大丈夫。
私たちは言いたいことを言い合ったりするけど、ケンカは一度もない。
エンドウ
橙 えと
えとがたずねると、ゆあんが腕を見せる。
赤色 ゆあん
手首には、みんなでお揃いで買ったミサンガが着けられていた。
ミサンガには、るなの提案で「すずらん」のチャームを通してある。
すずらんの花言葉は
『約束』
らしい
水色 るな
赤色 ゆあん
緑 じゃぱぱ
橙 えと
そして、各グループが決め終わると、スクリーンにグループ名と参加者の名前が映し出された。
全部で10チームだ。
桃色 のあ
桃色 のあ
橙 えと
緑 じゃぱぱ
赤色 ゆあん
緑 じゃぱぱ
水色 るな
桃色 のあ
橙 えと
エンドウ
エンドウ
エンドウ
エンドウ
桃色 のあ
それに荷物はおきっぱなしなんだ...
疑問に思いながら、案内されるがまま移動した。
次回
第2章▶︎ 「なんでも知ってる?ゲーム」
コメント
6件
すごい⋯!どうなるんんだろう?
たのしみ!