初心なあなたが大好きです

初めに

ご本人様との関係は一切無し

ご本人様のご迷惑になるような言動はおやめ下さい

本作品にはちょこちょこ過激な表現が含まれます

動画と漫画のテンションを混ぜ合わせております

夢主名前固定

これらが大丈夫な方のみこの先に お進みください

START

なんて言えば先生は徐に携帯を取り出しどこかへ連絡する

なんていえば車のキーを投げて渡してくる

一瞬落としそうにはなったが掴んで

そのまま保健室を出ては1度教室に戻り、帰宅の準備を

幸い皆外に居るまたは体育館などにいるからか人目に付かずに駐車場へ行ける

ドアのロック解除ボタンを押せば反応した車があった

その車に近付いては中へ入り、助手席に座る

※ちゃんとJKです

ひざ掛けを貸して貰ったので身体を包むようにしてひざ掛けを巻く

割とやばいんじゃないかな～…と思いつつも何とか意識を保って

しかし眠気が襲い来る

3大欲求に睡眠欲というものがある以上人間が抗えるわけない

うとうとと、うたた寝をつき

しんぺい神先生のおやすみという声が最後に

そこで記憶は途絶えた

渡されたので受け取って

測ってみれば書かれていた数値は 38.6

あれ…？？？なんかクソ高ぇな

あれ～～おかしいにゃ～～

熱出やがったなコノヤロウ

なんて思っていればしんぺい神先生に言葉を発する

両手を広げればハグしてくれる

大人特有の抱擁感と、めっちゃいい匂いがする

すっっげぇいい匂いする…

あびゃ～…落ち着くンゴ…

ぱっ、と離せば困り眉で笑う先生

とても面がいい

なんて言っては服を脱ぎ始めて

慌てた様子で止めに入る先生

なかなかいい反応するじゃあねぇか…なんて思うのは最早本能

こんな状況でさえ初心な反応をたのしむ私は最早末期

ばいばい、と手を振って見送りをする

部屋から出たのを見ては着替えを始めて

いや～…先生の反応も中々に良かった

なんて風邪をひいている時でも思考は変わらない様で

着替え終わったら再び眠へつく

時刻は夜の8時

辺りはすっかり夜に飲まれている

薬品の、そして懐かしい匂いがして目が覚めた

先生の指した指を目で追えば隣にある机が目に入る

その上にゼリー、ポカリ、冷えピタが置いてある

有難いな～…とは思って居れば頭から何かが落ちてくる

起き上がった瞬間にまた倒される

頭上に温もり

優しく撫でられている事を理解する

男らしく大きくてゴツゴツとした手

撫でるのがあまりにも上手いものだから、少し擦り寄って

満面の笑みで否定される

はいダウト

なんて脳内で考えるもののそれ以上頭は回らず

熱が上がってきてるのだろうか

頭がボー、っとし、まともに考えられない

撫でられていれば室内に1つの音が鳴る

どうやら腹の虫が泣いた音らしい

思えば昼頃から何も口にせず現在に至っている

羞恥心に駆られながら台所へ向かうしんぺい神先生の背中を見送って

自分は暇になってしまったので再び眠りへとつく

何作ってくれるんだろうか、なんて期待を胸に閉じるを閉じる

その声に夢から現実へと引き戻される

目を擦り、身体を起こして

うどんと箸を受けとってはうどんを口に入れて

風邪を引いた身体に染みる暖かい味と程よい塩味

葱やかまぼこ、生姜がのっていて、麺が出汁を絡めとる

ほっ、と息を漏らせばその味を堪能し

偶に雑談を交えてはうどんを咀嚼し

食べ終わる頃には時計の短い針は10時を刺していて

お腹が満たされたことによる満足感と病気の時の本能で眠気が自身を襲う

ほんと何から何までお世話になった…

ありがたいな……優しいしんぺい神先生…＿

へら、と笑顔を浮かべてはそのまま眠りへと堕ち

当の本人は何も気にせずすやすやと眠るわけだが

一方で言われた大人はそう落ち着いて居られないようで

唐突な「好き」に理解が追いつかず1人頭を悩ませる大人

そんなことも露知らず気持ちよさそうに眠る少女

知らず知らずの内に照れさせて居たようで

本日の勝者は

ハイネであった