歪んだ性根と君の血液

歪んだ性根と君の血液

歪んだ性根は変えられない

流れた血液は戻せない

血液が溢れると痛みが出て来る 無痛でもない限り、当たり前の事だ その‘痛み’が生きてる証なのだから

だがあいにく、私は無痛では無い ナイフで脇腹を刺されて痛いのは当たり前だ

激しい血が飛び散る 美しい、とても綺麗だ 刺す度に赤い血が彼岸花の様に美しく咲き誇る 死体は温かく無い、だが血液は温かい この温もりが、人の温かさと言うものだ

山に来た、死体を埋めよう

この山には今まで、何人もの死体を埋めて来た

どの死体も、美しい華を咲かせた

温もりを感じれる、綺麗な赤い華

滝の音が響き渡る 柔らかい風が吹き、肌を撫でる 木々が揺れ、葉が落ちる

昨日も今日も、また明日もこの山には埋めようか

血が舞い散る様は美しい 紅色の華が咲き誇るのは美しい

この山には動物は居ない 全て赤く綺麗な華になったから 熊が出ないと言うのは、こうも安心できるのか

ー次の被害者を探しに行こうー