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束縛お姉ちゃん

第1話 - 〜第1話〜

2025年12月02日

#双子

#束縛

˙⋆❀⋆˙フリーレン˙⋆❀⋆˙

星蘭＆鈴蘭

私たち絶対アイドルになろーね！

そういったあの時を、今日この日までずっと覚えていた。

この夢が叶うチャンスが来たんだ──。

立川星蘭

えっと、アイドル、ですか？

梅田社長

はい。あなたにはその素質があるかと。

学校の帰り道に、声をかけられカフェに連れてこられた。（任意だけどね）

立川星蘭

（しかもあの、今超絶大人気のSTAR TRAIN！？）

STAR TRAINとは今の時代知らない人はいないほどの超絶人気3人アイドルグループだ。

立川星蘭

（このお誘いは断る訳には…！）

立川星蘭

実は私、アイドルになるのが夢なんです。
なので…

梅田社長

分かりました。手続きしておきますね。

梅田社長

スカウトといっても元からいるメンバーの審査を受けなければなりません。練習頑張ってください。急遽無理になった場合はオーディション枠に入ることもできます。

立川星蘭

分かりました！

立川星蘭

ただいまー

立川鈴蘭

おかえりっ…！

立川星蘭

あのねっ！お姉ちゃ───

立川鈴蘭

私、アイドルのスカウト受けた…！

立川星蘭

……え

立川星蘭

（小さい頃、一緒にアイドルになろうと約束したけど、正直いうと私は1人でアイドルになるのが夢だった。）

立川星蘭

（それなの、に…）

立川星蘭

（こんなので、モヤモヤしてたら妹として情けない…）

立川星蘭

っ実は！私も、STAR TRAINのスカウト受けたんだ…！

立川鈴蘭

！じゃあこれから、一緒にアイドルできるね！！

立川鈴蘭

そういえば、練習とかしといた方がいいかな？

立川鈴蘭

帰り道の途中で名刺渡されただけだから…

立川星蘭

（嘘を、言う？）

立川星蘭

（いや、ダメだよ…そんなこと）

立川星蘭

っ…

立川星蘭

自分の、好きなようにしてください。だって

立川鈴蘭

じゃあ、大丈夫かなー

立川鈴蘭

楽しみだね？星蘭！

立川星蘭

うん…

立川星蘭

（結局この日の夕食は
味がしなかった……）

立川鈴蘭

おやすみ！星蘭

立川星蘭

おやすみ

中学生の時に両親を事故で失い、国からの支援を受けお姉ちゃんと二人で暮らしている。

立川星蘭

（…だめ、なんだけど…）

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

梅田社長

『はい。こちらSTAR TRAIN株式会社でございます。』

立川星蘭

梅田社長、ですか？

梅田社長

『おや？その声は…今日スカウトした双子のどちらかかな？』

立川星蘭

はい。私、姉の“鈴蘭”です。

梅田社長

『どうされました？』

立川星蘭

私、オーディション枠に入り、たいです。

梅田社長

『…え？
本気で言ってます？』

立川星蘭

はい

立川星蘭

スカウト枠ではなく、自分の力で、アイドルになりたいのです。

梅田社長

『…ﾊｧわかりました。それでは頑張ってくださいね』

梅田社長

通話
05:04

立川星蘭

…ごめんね、お姉ちゃん─────

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˙⋆❀⋆˙フリーレン˙⋆❀⋆˙

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