鶴峰
おかしい、不死身の筈じゃないのか!あんなに豪語してたじゃないか!
龍頭
龍頭
龍頭
龍頭
鶴峰
龍頭
鶴峰
そうして僕らは、事務所へと戻っていったのだった。
僕の名前は皆も知っての通り鶴峰。
何でも屋を営んでいる齢十六の青春ボーイだ。
そんな僕には、相方と呼べるような存在がいる。
それが、アイツ…龍頭である。
龍頭
鶴峰
この世界には、能力と呼ばれる力がある
所謂超能力と言う奴で、世界人工の約三割がその能力を持っていると言われている。
能力を持つものは…主にこの二種類のうちどちらかの使い方をする。
悪か…善かだ。
能力と言うのは個人差があるものの、とても協力だ…それこそ、一般人が相手ではたちまちのうちに殺されてしまうほどに。
だからこそ能力者は、その力を私利私欲のために使おうとする。
その為能力者による犯罪があとを経たないのだ。
…だが、そんな能力者達を捕らえ、平和を守ろうとする者達もいた。
それもまた、能力者である。
警察組織と呼ばれる者で、世界各地の強力な能力者達を集めて力で平和を守っている集団だ。
守られている人々は警察を敬い尊敬し、感謝している。
つまりは良い奴らって訳だ。
…ちなみにこの龍頭も能力者だ。それも、とんでもなく強い。
こいつは、警察組織に入ることを目的としている。
警察組織に入る方法としては、二つある。組織から直々にスカウトされるか、試験を受け合格するかだ。
…龍頭が僕とタックを組み何でも屋をしているのも、名を挙げ警察組織からのスカウトをして貰うためだ。
…何度も言った通り、僕はなんの能力も持っていないただの一般人だ。…唯一の強みと言えば、強運だってところかな
どうにも龍頭は僕を過大評価している筋があり、僕が自らをも凌ぐ能力者だと思っているようだ。
…日々僕は弁明をしているのだが、何故か信じようとしないのだ。
龍頭
鶴峰
鶴峰
龍頭
龍頭
龍頭
鶴峰
僕がフリフリと手を振ると、龍頭は嘆息し、
龍頭
龍頭
懐から封筒を取り出した。
鶴峰
僕が身を乗り出すと、龍頭は封筒を開き紙を広げ、その内容を読みはじめた。
龍頭
龍頭
龍頭
鶴峰
鶴峰
龍頭
鶴峰
龍頭は薄く笑うと、再び紙を広げた。
龍頭
鶴峰
少なくとも僕の世間一般の認識は、龍頭の甘い汁を啜っている金魚のふんだ。それなのに、何故僕までも推薦が…?
龍頭
鶴峰
僕なんかが行っても、ただ黒歴史になるだけなんだ。だから、行かない。
鶴峰
龍頭
鶴峰
龍頭
龍頭
龍頭
鶴峰
研能学園。
世界各地から能力者が集うこの学園に、僕こと鶴峰は入学することになった。
この学園には、六つのクラスがある。
階級、といっても差し支えのないもので、能力の強弱、戦闘力、知能などによって、クラス1からクラス6までに分かられている。
入学式の際に、特別な測定器によって、それらは測られているようだ。
どうにもクラス6の連中は化け物揃いらしい。個々が能力者十人分以上の実力を持っているのだとか。…関わりたくないものである。
…ちなみに勿論僕はクラス1だった。
当然龍頭はクラス6だ。
鶴峰
そう嘆息しつつ、周りを見渡してみる。
…なるほど、いかにクラス1だと言えども、流石は研能学園。良く整備が整っている。
…だがどうやら、このクラスの人間はなかなかにやる気が感じられないな。
僕も人のことを言える立場ではないが、皆が皆龍頭のような訳じゃないんだな。
…まぁ、ここに入学できた時点で将来は安泰なのだから、そこまで頑張る必要もないのかもしれない。
しかもここはクラス1なのだから尚更だ。
???
…なんて事を考えていたら、早速声を掛けられてしまった。
僕はその方にゆっくりと視線を向けつつ、頬杖をした。
鶴峰
葵
鶴峰
先程張り出された紙に、生徒の顔写真と名前が一様に記されていたので、念のため覚えていたのだ。
葵
鶴峰
葵
鶴峰
思わず、机の側面を凝視する。…だが僕の名前らしき物はどこにも書かれていなかった。
…嵌められた?
葵
イタズラっぽく笑う葵に、僕は嘆息しつつ、
鶴峰
主
主
主
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主
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