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赤
桃
桃 × 赤 病み
赤
桃
赤
先生の家に住むだなんて、そんなこと…
桃
赤
桃
先生はそう言い残し、自室へ向かった。
赤
桃
赤
桃
桃
赤
ここが、先生の傍が、りうらの居場所だ。
赤
桃
桃
赤
湯気が出るくらい暖かい食べ物はあまり食べたことがない。
親が作ってくれなかったから。
いつもコンビニのお弁当を食べていた。
桃
赤
桃
赤
桃
先生はりうらの頭を撫でてくれる。
優しくて暖かい先生の手
生まれて初めて人からの温もりを感じた。
りうらくんのこと助けなきゃ。
俺が助けたいって思ってしまったから。
桃
桃
カッターの刃を出しながら呟いた。
シュー グリグリ ビチャッ
桃
グサッ ガリガリ シュー シュッ
桃
無言になり、自分の右腕を切る。
余すことなく、手首から肘の辺りまで。
桃
コンコン
桃
赤
桃
俺は傷だらけの腕をそのままにして扉を開けてしまった
俺のことなんてどうでも良かったから。
今はりうらくんが最優先だから。
赤
俺は扉を開け終えた後、ベッドに倒れ込んだ。
桃
赤
桃
赤
りうらくんが俺を抱きしめる。
静かに声を抑え、泣いているりうらくんを見て
俺も悲しくなった。
悲しい気持ちにさせてしまった。
赤
桃
俺はりうらくんに笑いかける。
赤
桃
桃
あのときの夢そっくりだ。
いつも見る、俺が壊れて誰かが助けてくれる夢。
ずっと、俺が死ぬところで
目覚めてしまう。
夢の中だけでも
死なせてほしかった。
翌朝
赤
起きた頃にはリビングにメモが残され人の気配はなかった。
りうらくんへ! おはよう! もし、体調が悪くて学校に来れないなら冷蔵庫にお粥があるから 食べてゆっくりしててねっ! 桃瀨ないこより!
赤
赤
赤
机に向かい、お粥を食べ始める。
先生は朝起きて、お粥を作り学校に出勤する…
申し訳ないなぁ、
赤
先生は今も無理して笑っているのだろうか。
あのときも辛そうに、
偽物の笑顔を浮かべていた。
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