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友情か愛情か。
そんな選択肢に迫られたことはありませんか?
これは私の実体験を元にした
怖くて嬉しくて辛いラブストーリー。
桃花
沙織
私の名前は沙織。中学1年生。
ド田舎の学校のせいで小学校からの付き合いの人達ばかり。
桃花もそのうちの1人だ。
中学に入り部活がはじまり出した頃私はテニス部に所属した。
テニス部は緩く、そして高い位置にあるため、グラウンドを見渡せる。
サッカー部、野球部、陸上部、バスケ部。盛んに活動している。
その中で桃花が目を付けたのは同級生の橋本 蒼人君。
サッカー部で、男らしい顔とすらっとした足が魅力的だ。
私の他にテニス部員は4人しかいない沙織と私と茜ちゃんと凪咲ちゃんだ
3人で桃花を囲んで冷やかすのが毎日のルーティン。
茜
凪咲
桃花
桃花
沙織
桃花
沙織
茜
凪咲
沙織
沙織
茜
桃花
そんな日が続いたある日……
蒼人
蒼人
蒼人君から突然LINEを追加された。
沙織
沙織
蒼人
沙織
蒼人
蒼人
沙織
蒼人
沙織
次の日。
不意に後ろから肩を叩かれた。
誰?と疑問を抱きながら振り向く。
ツ ンッ…
え、なに。なになに。
そこには色白い長い人差し指が私の頬に当たっていた。
え、誰……?
恐る恐る顔をあげる。
蒼人
沙織
蒼人君の人差し指が私の頬に当たったまま彼は大声で笑い出す。
蒼人
沙織
蒼人
蒼人
沙織
これが初めて交わした会話。
そして帰りの支度の時間になった。
沙織
ため息をついて鞄に荷物を詰め込む。
すると耳元で「おいっ」と叫ばれた。
沙織
蒼人
沙織
蒼人
蒼人
そういって手を振ってくれた。
私も慌てて振り返す。
男子達
男子達
そんなに冷やかされている中、蒼人君は最後まで手を振ってくれた。
沙織
多分この時だ。
君に恋に落ちたのは。