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放課後。
教室にはもう誰もいない。
ゆあん
ゆあんくんが言う。
私は軽く頷き、二人で教室に出た。
廊下を歩いていると、背後から小さな声が聞こえた
モブ
振り返ると、クラスメイトの女の子が少し驚いた顔をしてこちらを見ていた。
それだけで、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
のあ
声が出ない私に、ゆあんくんはすっと手を握り返してきた。
その手の温かさに少しだけ安心する。
ゆあん
小さく囁くその声に、思わず顔が赤くなる。
でも、心の奥が、なんだか痛い。
理由も分からないのに、ただ胸がざわつく。
その瞬間、遠くから見覚えのあるシルエットが現れた。
元カノ___。
笑顔で手を振る姿に、私は心が少し凍る。
ゆあん
ゆあんくんが低くつぶやき、私の手を軽く握り直す。
その温もりが、私を現実に引き戻す。
元カノは、私たちをちらっと見てから、すぐに向こうへ歩いていった。
でも、心に残る視線は消えない。
のあ
不安げに私が小声で言うと、ゆあんくんは微笑む。
ゆあん
理由はまだ言われないけど、その言葉だけで胸が少しだけ落ち着く。
放課後の廊下に、2人の足音だけが響いた。
手を握る温もりを感じながら、私は思った。
…この1週間は楽しいだけじゃ終わらない。
でも、だからこそ、もっと彼のそばにいたい。
夕陽が赤く沈む頃、2人の影は少しだけ重なり、小さな秘密の恋は、まだ続いていくのだった。