春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
ないこ
体を起こそうとすると
力が入らなかった。
ないこ
ないこ
定期的にくる「ヒート」
俺は、Ωだ。
ないこ
ないこ
重たい体を無理やり起こして 朝ごはんを食べずに 急いで着替えて
気づけば10分後に電車が来る時間
ないこ
ないこ
誰もいない家に 叫んだ
ないこ
ないこ
それにしても、少しおかしい
先程から頭がくらくらする
ないこ
幸いなことに 誰にも気づかれていなかった
俺は会社の近くの駅で 静かに降りた
ないこ
やっぱりヒートだ。
いつもよりはやくきてしまった。
ないこ
︎︎
ないこ
︎︎
ないこ
︎︎
まずい………こいつら αだ…
︎︎
ないこ
︎︎
ないこ
何だここは…朝なのに暗い。
︎︎
︎︎
ないこ
自然と肩が震える。
恐怖で萎縮してる間に 服を脱がされる
︎︎
"番"持ちじゃねぇか
ないこ
首に付けられた 赤い噛み跡
そう、俺には番がいる
顔も名前も知らない 魂の番が
︎︎
そう言うと、αの男たちは 俺の身体を触り始める
ないこ
︎︎
「拒否反応」
番がいるΩが 番ではないαに犯されると
身体が、本能が 嫌がる
それでも男たちはやめない。
ないこ
あぁ…もういいや
俺を助けてくれる人なんて 誰一人いない
番でさえも 顔も名前も知らない
ならいっそ
壊れた方が幸せだ
バコッ…!バキッ…!
ないこ
目の前で倒れている αの男たち
目眩で視界が歪む中 ゆっくりと顔をあげる
︎︎
赤髪の男。
その姿を目に入れた瞬間 嫌と言うほどわかった
これが、こいつが
顔も名前も知らない
俺の番だ
︎︎
︎︎
ないこ
ヒートと、拒否反応と 急に鼻を指す甘い匂いで 今にも倒れそうだ
どうにか動く口を動かす
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
いきなり頭を撫でられる。
顔を名前も初めて知ったのに
俺の身体は 知ってるみたいに 喜んだ。
ないこ
ドサ…
りうら
りうら
俺のないくん
コメント
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続き待ってます病が…最高すぎた()
おっ腐……(定期)