ジャラ…
あるところに 1人のコオニがいました。
コオニは他の鬼にも、 ましてや、ニンゲンにも無い 珍しいモノを持っていました。
コオニは丘にある白く大きな家に、 1人寂しく住んでいました。
1人、また1人と、 家族たちは死んでいったのです。
「呪われた鬼だ」と親族の中で噂は絶え間なく広がっていき、 コオニの居場所は無くなりました。
あくる寒い朝のことでした。
「1人の少年が消えた」と、山麓に位置する村で大騒ぎとなりました。
しかし、それを知らなかったコオニは麓であるその村に買い物に出かけます。
村に足を踏み入れると同時に、村ビト全員に囲まれるコオニ。 様々に睨みつける村のニンゲンに、コオニは「鼠」と化してしまったのです。
ニンゲンは事情を一方的に話すも、コオニの言い分には一切耳を貸しません。
ついには、武器で攻撃を始めました。
「痛い…」
「苦しい」
その日から、コオニはニンゲンを信用できなくなりました。
ガヤガヤ…ザワザワ…
ザリッ
タッタッタッタッ
ポンッ
タッタッタッタッ…
タッタッタッタッ
コメント
8件
自分の葬儀見たらペンと紙持って 【成仏してねぇよ?】って書きそうな
自分の葬式見たら花飾ってるじゃん?あれ倒して心霊現象起こさせて周り困惑させたい(?)
自分の葬式見たら顔に絶望するしかなくて死ぬ