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地雷さんは回れ右
ご本人様には関係ありません
『あの7日間を、恋と呼んでいいですか?』
𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥𓂃◌𓈒𓐍
放課後の教室は、静かで、夕陽だけが机を赤く染めていた。
私は教科書やノートが入った鞄を手に、席を立とうとした。
その瞬間__
ゆあん
席に座っていたゆあんくんが、こちらに歩み寄ってきた。
人気者の彼がこんな遅くまで教室に残っているなんて、珍しい。
のあ
ゆあん
その声は、いつもより少しだけ真剣で、私の胸に突き刺さった。
ゆあんくんは少し迷ったあと、続ける
ゆあん
のあ
聞き返す私に、彼は視線を外し、こう言った
ゆあん
その言葉に、胸がぎゅっと痛む。
“なんで?どうして?”って思うのに、理由は聞けない。
でも、目の前の彼は真剣な表情を見ていると、
何故か、断れなかった。
のあ
彼の顔がぱっと明るくなる。
その笑顔を見てると、
嬉しい気持ちと
胸の奥の痛みが
混ざり合った。
その次の日の、朝の教室。
窓から差し込む光の中、ゆあんくんが隣の席に座って、少しだけ小声で言った。
ゆあん
のあ
彼の手が、自然に私の机の上に伸びてくる。
触れた瞬間、心がざわついて、胸が高鳴る。
これは、“演技、フリ”
頭では分かっているのに、体では正直だった
理由は教えてくれない。
だけど、この1週間だけの“恋人のフリ”は、確かに始まっていた
あの7日間の、ほんの小さな秘密の始まりだった__。