attention mrnk
青
小さな子供部屋
唸る子供の隣で 彼は少し儚く笑う
黒
彼の手の先には小さな手が収まっている
拾い子。2人で育てよう、と 大切に、大切に育てた
青
黒
安いもんよ
迷いなく言う言葉に胸が鳴る
風邪を引いた子供の看病
彼は一分一秒と、自分に使った時間は無い
青
黒
まろも疲れとるやろ
確かに疲れてなくはない ただ
彼だって、相当お疲れなはず
青
黒
青
黒
心做しか嬉しそうな君の表情で 少しだけ安心する
だからと言って、休まなくていい理由にはならない
青
黒
ぎゅっ
黒
青
黒
ぎゅぅ、と強く抱きしめる ある程度の抵抗なんか、身長差で押さえつけて。
黒
青
黒
聞こえた声は 泣きそうで
青
黒
零れ落ちる涙に息が止まる
青
離れようと手を離す
黒
それでも、がっちり固定されて動けなかった
青
黒
押し付けられる頭を理由もなく撫で続ける
日々のストレスか、又は他の何かか
理由は分からないが
相当我慢をしていた事が分かって
青
黒
黒
鼻声の彼の声は細い
見失いそうになる程に小さい
青
俺気付んかった、
黒
まろ悪くないよ
黒
嗚咽混じりの大丈夫
彼の自分への大丈夫は とっくのとうに信用していない
青
青
青
青
青
青
黒
勢いを増す涙
赤く染まった鼻が可愛らしい
透き通る雫は何よりも綺麗で
この世でたった1人の彼に憩うを
青
黒
流れた雫を軽く拭い
震える唇に接吻する
そっと染まる頬が愛おしくて
器用に舌を入れれば 可愛い声が聞こえた
青
青
黒
真っ赤な顔はそれ相応に気持ちが反応する
疲れている彼には申し訳ないが…
青
子供
黒
ビクッと表情が固まる
グイッと遠ざけられれば 近付く道筋もなく
黒
黒
子供
テンパる母親に違和感を示し また眠りに落ちた子供
黒
青
目が笑っていない彼の表情
静かにこちらを見据える
黒
青
黒
青
青
子供
黒
青
子供
黒
青
黒
子供
青
マウント取られた?!?!
青
ぎゅぅと2人一気に抱きしめる
彼は嫌がるどころか少し恥ずかしげに笑った
黒
子供
黒
寝なかんわ
青
黒
青
黒
こっち見んなハイスペックイケメン
青
子供
黒
騒がしさが灯った午前2時
仲良く3人で眠ったんだとか、
子供
青
黒
青
ぎゅっ
黒
青
黒