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笑いの迷路に突入した末太郎たち。前からも後ろからも、笑わせようとする仕掛けが次々と飛んできます。
鏡の前では、自分の顔が勝手に変な表情になり……
佐野犬は、そのまま笑い転げました。
バナナの皮を踏んだ小島ザルは、見事にスピン。
【おっとっとっとっと〜!!これはもはや芸術や!】
末太郎は腹を抱えそうになりながらも
《あかん!笑ったらまたリセットや!》と自分に言い聞かせます。
良キジは、冷静に空から全体を観察していました。
[……見えた。迷路の中心に、出口へ続く光がある。]
《さすが良キジ!ほな行くで!》
4人は慎重に進み、ようやく迷路の中心にたどり着きました。
そこに立っていたのは……
巨大ないちごの着ぐるみをかぶった鬼!?
{へっへっへ〜、ワシが笑い封じの門番“いちご鬼”や!}
末太郎たちは、あまりの見た目に言葉を失いました。
《なんやその姿……ダサ……》
{ダサい言うなーっ!!}
怒ったいちご鬼は、いちごの種をピュンピュン飛ばしてきます!
佐野犬がそれをくわえ、小島ザルが跳ね返し、良キジが翼で風を起こす!
チームワークで、鬼の攻撃を見事にかわしていきました。
《行くで!みんな、笑いの力、見せたるんや!》
末太郎はポケットから最後のいちご大福を取り出して叫びます。
《“スマイルバースト”!!》
光が広がり、鬼を弾け飛ばしました。