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神酒「はい教科書開いて18ページ「妖怪の種類と近代化に伴う変化」から」
晴「へぇ~妖怪に種類とかあるんだ…」
神酒「めっちゃ大雑把に分けるとこんな感じやな」
無機物妖怪、動物妖怪、人型妖怪
神酒「まぁ近年は人間社会の発達によって住みよいよう人間に化けてる子ぉの方が多いんやけどね」
晴「フフフ」
ストン‼(晴明の頭にシャーペンが刺さる
佐「後ろからイラっとする視線を送るな」
恋(佐野君エイム良いな…)
神酒「で、妖術を使う奴ん中にも色んな種類があるんやけど」
特定の動作をして妖術を使う型、妖術使えない型、意思型
恋(道満はどれなんだろ…)
神酒「中でも一番大変なんは座敷さんや佐野君みたいな」
神酒「特定の動作をはさまず自分の意思一つで妖術を使う意思型やな」
晴「なんで大変なんですか?」
神酒「そら動作と違って意思は自分でコントロールでけへん時もあるでなぁ…」
神酒「カッとして思わぬ所で妖術を使てしもて大惨事~いうんも珍しい事やあらへんよ」
神酒「僕は狸塚君たちと同じ動作型で酒を飲んで妖力を得て妖術を出すんよ」
恋(あれ?昔会った酒呑童子はお酒飲んでなかったけどな…)
神酒「ほなちょっと試したろか」
みんな「!!!」
柳「い…いーよいーよ」
小田「ホラ、俺ら去年見たし…‼」
恋(そんなにやばいのか…)
晴「え~僕見たい‼」
みんな「黙ってろ‼そのアホ毛むしり取るぞ!!!」
神酒「まぁまぁ少し見せるだけやって」
藤「あっちょ…‼」
神酒(ゴクッゴクッ
みんな「ああぁぁぁ」
神酒「こうやって酒が妖力の源になって本来の鬼妖怪らしく怪力になったりするんよ」
神酒「例えば」
ドッ(黒板を思いっきり殴る
神酒「わかったかくそガキ共!!!」
晴「わわわわかんないよわかってたまるか‼」
佐「神酒はすごい酒乱なんだよ」
佐「酒飲まないと妖術使えないくせに…」
恋「だからみんな全力で断ってたんだね」
佐「去年も酒が抜けるまで半日は暴れて学校半壊させてたんだ」
晴「よくクビにならなかったね…」
玉「ダアァアアァ!!!」
玉「晴明が見学に来た時からなんとなくそうなる気がしてたよ俺は‼」
神酒「じゃかしい!!!授業中やぞ静かにせぇやオラァ!!!」
ズボッ(玉緒の口にネギを突っ込む
小泉「猫にネギとは…」
入「俺他の先生呼んでくる‼」
神酒「おいコラ入道ドコ行く気ィや」
神酒「授業のボイコットは許さへんよ」
ブシ(みかんを握りつぶす
入「アァアアアアァアア」
藤「みかん汁爆撃だ!!!」
小田「小学生のいやがらせかよ」
晴「あわわわわわ僕の生徒たちが…」
豆「怖いよ晴明くん~」
座「って言うかなんでネギやらみかんやら持ってきてんだよ…」
狢「…」(ちょっぴり入道ザマァと思ってる
神酒「ああせや安部先生もいてはるんやったなぁ~」
神酒「ほな実践もかねて見してぇな」
晴「な、何をです?給料明細?」
神酒「しらばっくれんなあんたアレなんやろ?」
神酒「妖怪相手にはー…」
佐(‼)
晴「うわあああああああ」
ゴスゴスゴスゴスゴス
晴「言わないで言わないで言わないで言わないで」
佐「落ち着け晴明それだ‼」
晴「どれ?」
佐「さっき言ってたろ神酒は酒が妖力の源って…」
佐「ってことはつまり」
佐「お前の退魔の力で神酒の妖力を祓えば」
恋(!晴明の力…そういえば晴明君がその力を引き継いでるんだったな)
晴「わかったやってみる…」
晴「佐野君はみんなにバレないように言い訳考えといて」
晴「覚悟しろ秋雨君と入道君の仇め‼」
玉&入「勝手に殺すな!!!」
スパンッ(ビンタされた
ガシャーン
ばぁん(晴明が策に打ち付けられる
秦「おわあ‼?」
秦「げっ神酒お前また…‼」
神酒「ホレホレェそないもったいぶらんと見してぇな」
晴「ヒイイイイイ変態おやじみたいな台詞‼」
恋「やっぱり似てるのは見た目だけか」(ボソ
佐「なんか言ったか?」
恋「何でもないよ」
晴「おおおお落ち…っ落ちるっ!!!」
座「豆‼マットかなんかに変化できないのか⁉」
豆「俺が壱階に行くまでに晴明君が落ちちゃうよ‼」
恋(こうなったら私が…)
バッ(教室の扉を開ける
佐「晴明‼」
佐「頑張ったら…」
佐「座敷がセーラーの下のズボン脱ぐってよ‼」
晴「なんだって⁉」
座「こんな時にいらんこと言うな‼」
佐「いって」
晴「そうだ…座敷さんのズボンなしセーラー服を見るまでは」
晴「死んでたまるか!!!」
ゴッ(退魔の力が発動する
恋「言ってること変態じゃん…」
座「あいつは変態だ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ドッ
恋「うわっ」
ガラ
泥「ホラ‼ちゃんとあったぞ宿題‼…って」
泥「なんかあったのか…?」
佐「学校中の妖怪の妖力を祓うとはな」
佐「末恐ろしい奴め…」
恋「派手にやったね~」
恋(これは道満怒るな…)