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②の1話ですね……
苦手な方はバイバイ
富士山頭が上げた腕はそこにはなく血が垂れていた…その場にいた3人は何が起こったのか分からずにいた所に
『1秒やる、退け』
宿儺が顕現したのである。とてもこの世のものでは無い…威圧的な声…富士山頭の呪霊は即座に離れ、様子を伺った…
『さて、…』
宿儺は呪霊や女子高生二人に目もくれず…ただ1人の方に歩き出した…
ゆっくりと……ゆっくりと……その人物の目の前でピタリと止まり
『…こんな弱々しいとは……のぅ?伊吹よ』
「……ッ…?ゅ、……うじ……?」
『…不愉快だ』
宿儺は倒れ込んでいた常盤の腹を蹴り上げた
「ゲホッ…!?ぅ”…!ゲホゲホッ…!!!」
常盤は腹に呪力を集中させていたにもかかわらずそれを越した痛みに襲われた
伊吹は先程富士山頭呪霊に殴られたところと宿儺の蹴られたところが悪く肋骨にヒビが入り喋るのがやっとである。
『?いつもの威勢はどうした?ほら頑張れ頑張れ!』
「…そん、……なげん、き……ぁる、、ゎ、なぃ…ッ…!」
『?貴様何をそういつまで蹲っておるつもりだ、さっさと立て』
そう宿儺は言うが伊吹は今そんな状態ではなかった…思いのほか激痛で息をするだけでも痛い……
そう考えていた伊吹だが言い訳の言葉を考えてる間に宿儺に腕を掴まれ無理やり起こされる
「い”ッ……!!?」
『大袈裟だ…貴様まだ反転術式も使えんのか』
「つかぇ、…ませ、ん……」
『……くっはははははは!!!!ではどうする?そのまま痛いまま、そこで蟲のように這いずっておるつもりか?』
「ッ………そぅ、…ですね…です…反転術、式も、…使えないので……平安、で焼かれた時もそうでしたね…使えていたら、…死ななかったかも、しれないですね……弱いのは自覚してますよ…反転術式ごとき使えないので…俺はやはり貴方の息子ではないようですね」
『…息子であろうとなかろうと、お前は俺のだ、それは変わらない、あ、息子ではないなら奥にする』
「は、!?」
常盤が何かを発する前に宿儺は口を手で覆い、抱っこし呪霊と女子高生二人の元へ歩いた
「ん”ぅ…!!!う”ぅ〜!!!!」
『少し静かにしていろ、………頭が高いなぁ?』
そう告げると女子高生二人は土下座をし富士山頭呪霊は片足だけつき頭をかすり血が溢れた
『俺を前に片足で足りると?実る稲穂もなんとやらだな……さて、そこの女ども…まず貴様らだ、何の用だ』
「………し、下にいる額に縫い目があり袈裟を着た男を殺してください……殺しして頂いたときにもう一本の指の在処をお教えします」
『……顔をあげよ』
女子高生二人はゆっくりと顔を上げてた……そして宿儺を見る前に黒髪ロングの女の子の首が飛んだ。
「え、………?……み、みこ、…?」
『くっはははw指1本で俺に指図できるとでも?w』
「嫌ァァ!!!!美々子!!!!美々子!!美々子!!!!嫌だ!!!!嫌だ!!!!美々子ってば!!!!」
首を飛びされ一瞬何が起きたのか理解できなかった金髪のギャルは相方が死んた事を理解するなり叫んだ…首が飛び、生き返ることもない死体に向かって……
「美々子!!!!美々子!!!!嫌ぁぁぁ!!!!」
『…喧しいな』
「宿儺ぁぁあ”ぁっ!!!!」
ギャルはスマホを構え宿儺に向けた…が、宿儺の斬撃の方が遥かに早かった。ギャルは細切れになった
『ふん、……被写体を収めどうこうするというものだったのだろうが……つまらん故にコイツに何かあったらどうするつもりだ』
宿儺はスマホを腕力で壊し富士山頭呪霊に問う。
『して、呪霊よ…何用だ?』
「……用は…ない」
『何?』
「我々の目的は宿儺、…貴様の完全復活だ!今は大量の指の対応に追いついておらん…!今その器の虎杖悠仁と縛りを結べ!貴様に有利な縛りを!」
『断る、随分と焦っているみたいだなぁ?だが俺にも俺の作戦がある。そうさな…指の礼に俺にお前が1発でも当てれたらお前らの”下”に着いてやる。その時は何でもやってやろう』
「……本当だな…?」
『俺は嘘はつかん、手始めに渋谷にいる人間を鏖殺してやろう!ただコイツともう1人を除いてな』
「1発だな…!」
『嗚呼、何度も同じことを言わせるな…だが待て、コイツの傷を治してからだ』
そういうと宿儺は常盤の口元から手を取り降ろした…
そしたら常盤の様子がおかしい
「はぁっ、…はっ、…あ”ッ……ハァハァ…!!!」
『伊吹落ち着け、お前が殺したのでは無い、俺が殺したんだ…急に血を見て驚いたな。安心しろ、お前の手は綺麗だろ?』
宿儺が大丈夫だと言い聞かせ、常盤の頭を撫でてやると…少しずつ収まっていった…
「も、…もぅ、しわけ、…ぁり、ません…」
『良い、今度はもっと早く教えろ』
「は、ぃ……」
『それと傷を見せろ、どこだ』
「左、…肩と……後頭部と…肋骨を…」
『じっとしていろ』
宿儺は常盤の体に手を置き反転術式で治していき…常盤の体は全快した…
『これ以上、傷つけられるなよ…あの約束覚えているであろう?』
「はい、…大丈夫です…覚えております」
『……少し痛いぞ』
「?何を……」
その瞬間、常盤の体に痛みが走った
「あ”ッ…!?ッ〜〜〜〜!!!!」
宿儺に喉仏と項を噛まれたのである
『…まぁ、これで今は許してやる』
「ひっ、…?…ぇっ……!?……い”っ、…ぅ”ッ…!」
『こんなことで泣くな』
「ぃ”だ、…ぃ、…なん、…で、ですか、」
痛くて泣いていると宿儺は常盤の制服の上を破り捨てた
「な、にをして…!」
『お前は俺のだからだ、それから首の刺青は出しておけ、いいな』
「それ、…は…!」
『今世の親から隠せと言われようが、お前のは俺のだ、俺のだという印を見せつけておけ…そうすればお前が死ぬことは無い』
「わかり、…まし、た…」
『では呪霊よ、かかってこい』
富士山頭の呪霊は宿儺に立ち向かい…駅構内では狭かったのであろう……直ぐに外に出ていき街の物を壊していく。
常盤はその2人の後を追うように外に出た
「ちょっと待てよ……!!!このままだと……」
あの特級同士が闘ったらその場所にある物は更地とかしてもおかしくない…宿儺は遊んでいるつもりでもあっちは本気だ…!
ついていくが特級だ。常盤が簡単についていけるわけが無い……その中でパンダ先輩と恐らく1級呪術師の日下部…そして、恐らく呪詛師の女と男がいた。
「常盤!?」
「常盤って宿儺の息子の!?」
『息子では無い』
日下部とパンダ先輩の間に宿儺が現れた
「す、くな…?」
『今から俺が良しと言うまでここ一帯の人間は動くことを禁ずる…伊吹、お前は俺にくっついていろ』
「は、…はい…!」
「…これやばくないか…!?」
その上空には富士山頭の呪霊がでかい隕石のようなものを構えて落とそうとしている。それを宿儺の許可なく動くことを禁じた…
『そういえばこいつは俺の奥にする。』
「「!!!!」」
「奥って……妻って、ことだよな、…?日下部…」
「恐らく、…な」
『此奴がどうしてもお前ら呪術師共にこき使われるからなぁ…』
「宿儺ぁぁぁ!!!!」
そう悠長に話しているとどんどん隕石が落ちてくる
「父上!!!!死んでしまいます…!!!許可を…!!!!」
『まだだ、…まだまだ…』
「ッ……」
『ヨシ』
の声と皆一目散に逃げていく
「父上…」
『安心しろ、どうせ当たらん』
「いくら宿儺で言えど…無事ではすまん…!」
『当たっていればな』
「なっ、…!?」
『なぜ領域を使わん?呪力量で押し負けると思っているからか?とんだ負け癖がついているなぁ?』
「………」
『よし、…ならばお前の得意分野で闘ってやる………”⬛︎”…”開”(フーガ)』
「…なんだ、それは……」
『なんだこれを知らんのか……まぁ良い、術式開示などセコい真似はしない…さぁ構えろ』
「ッ……」
『伊吹、くっついていろよ』
「は、…はい、…」
炎対決は宿儺の勝ちだった……富士山頭の呪霊は燃え…まだうっすらと形が残っていた…
『さて…伊吹…先程の返事を聞こうか?』
「な、なんのですか?」
『奥になれ』
「あれは言葉の綾というか…その、…自分が弱くて…精神的にやれていたので…ああいう言葉を言ってしまっただけで……」
「宿儺様、お迎えに参りました」
『誰だ?………裏梅か!!!!』
「お久しうございます!」
「…?裏、梅さん…?」
「…誰でございますか?」
『忘れたか?裏梅…伊吹だ』
「!伊吹”姫”…!これは失礼いたしました…!伊吹姫もお久しうございます」
「…もう姫はやめてください……!嫌な思い出しかない、…から…!」
「ですが………」
『…裏梅、今の名は常盤涼…伊吹は俺だけでいい』
「!」
「はっ、…かしこまりました…では涼様と呼ばせていただきます……」
『伊吹、何を驚いている』
「い、や………その……今世の…名前を……覚えていらっしゃったのがビックリしました…」
『配偶者の名を覚えていない奴がどこにいる』
「だから、……!俺はあなたの配偶者になるつもりはありませんって……!!!」
「ご婚姻なされるのですね…ではその準備もしておきます」
「裏梅さん!!!!ほんとに違うんです!!!!」
『何が嫌なんだ?』
「わっ!」
宿儺は常盤を抱っこする
「何が嫌という………だって…………結婚…したら………直ぐに初夜でしょう……?それが嫌なんです………アンタとの行為は嫌な思い出しかないから…………それが嫌なんです…」
『…くっはははは!!!!!!なんだそんなことか!!!!』
「そんなことって……!!!!俺は嫌な思い出しかないから…悩んでたのに!!!」
『はは!奥になれば初夜を迎える…その時は一等優しく抱いてやる』
「!……ほんと、う…です、か……?」
『嗚呼』
「……ッ……」
『泣くな、泣き虫め……昔のお前はそんな泣き虫ではなかったはずだろう?』
「げっ、……ごぅ、…俺は…な”ぎむ”じ、な”ん”でず、…!!!ひっ、……う”ッ…」
『わかったわかったから、』
「宿儺さま、…僭越ながら私めがお預かり致しましょうか?」
『いい、これは俺のだ…おい、伊吹、泣きやめ』
「ッ……う”ぅぁ”ッぁあ”ッ”あぁぁあぁあ”ッ〜!!!お”れ、…ッ…!ずっど、…あ”ん、…だに…こぅ、…じで、ぼじ、がっ、だぁ…ひっ、う”ッ…!」
『たく、……そんな泣いていたら目が落ちるぞ』
「あぁ”ぁっあ、……!やだぁぁぁ……!!!」
『……ふぅ、…』
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