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▷本編スタート
私は『死にたい』と思ってから“リスカ”がやめられなくなってしまった_。
ネットで〔ストレス解消法〕と調べたらでてきた。さっそくやってみた。痛いのに何故か楽しくて手を止められなかった_。
友達に相談したら《止めな、痛いよ》と言われたが“リスカを止める”ということを考えた瞬間、苦しくなった。多分、私は“リスカ依存症”だろう。リスカのことを考えると落ち着かなくなってしまったのだ_。
«そう、今これを書いている時も。»
止めたいけど、どうしても止められない。痕が残っても気にしない、友達に聞かれても“無視”をする。もし私がずっとリスカをやめられなかったら、友達には距離をとられるだろう_。 仕方がないか。諦めて続ける。
両親に見つかったら怒られると解っているのに、どうしてもやめられずにいる。 楽しい。これが唯一の私の“生きがい”。 自分が落ちつく、たった一つの方法。友達に言う“大丈夫”。いつ気づいてくれるのだろうか。『私が大丈夫じゃないって。』自覚はある。でも《止めな》と言われてから、人に言うのが怖い。また落ち着かなくなるかもしれなくて…、人を傷つけることの“繰り返し”。相談したら、その人が考え込んでしまう。そして疲れる。本当に自分が馬鹿だと思う。
大概の人は馬鹿だ。自分じゃ何もできないのに、悩んでる人に声をかけて、考え込んで、疲れて、意味がわからない_。
私には、そこまでして“助けたい”と思った人が一人もいないからだ。薄情者と呼ばれたこともある。でも、ほとんど何も思わなかった。小学校で孤立したときも、少し寂しさを感じただけでここまで不安にならなかったのに、今じゃこんなに不安になる_。“自分でも自分がわからない。”
そんな私が中学を卒業し高校に入学し た。
当然、友達は誰一人できないと思っていたが、何人かと仲良くなれた。不安が一気になくなり、リスカをほとんどしなくなったはずだった…。
また情緒不安定になることが増えてきた。また、止められない。結局、人は同じことを繰り返す。変わらない…。また腕に傷が増えた。
でも、今まで通り誰も気づかないと思っていた…。しかし、例外がたった一人だけいた。
気づかれたくなかった癖に『嬉しい』と思う自分がいる。《その傷、どうしたの?》というその一言を聞いた瞬間、私は泣き出してしまった。今まで辛いと思っていたことを全てその人に話した_。その人は受け入れてくれた。こんなにおかしくなってしまった自分を。同時に『ありがたい』と思った。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。何かあれば次回作も書く予定です。