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「2. あまい、」のメインビジュアル

2. あまい、

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2022年08月10日

のんびりまったり。左右どちらでも。

#ドズル社#雨の降るお話。#漏洩・拡散禁止
時雨。

時雨。

この作品は薔薇、nmmnです。苦手な方は読むのをお控えください。





🍌side

ふと、目が覚めた。

こんな変な時間に目が覚めてしまうと、損したような気持ちになるからあまり心地よくはない。

まだ空が群青より濃くて、端っこの方だけ絵の具に水を1滴たらした、夢色になってる。

閉じられたカーテン、閉じられたドア。

閉鎖された空間で、2人きりでいることが俺に背徳感と優越感をもたらしてくれる。

🍌「…、」

隣で寝息を立てる彼を起こさぬよう、そっとベッドから腰を上げる。

⛄「…んぅえ、おんりー…」

うめくような掠れた声に、思わず動きを静止する。

起こしてしまっただろうか、と危惧するが、彼の瞼は閉じたまま。

どうやら寝言のよう。

🍌「きれい、」

さらり、

無防備に晒された白い肌。

細い首筋にかかる白銀の髪がただただ綺麗で、何となく指を通す。

🍌「…かわいー、」

普段の満面の笑みも、行為中の恥じらう表情も全て勿論大好きなのだけれど。

この無防備でまっさらな状態の顔も好みだ。

見れば見るほど端正で美しい顔は、神様が決死で作った彫刻のようだと思う。

おらふくんは可愛い。

そんな彼が、自分だけの特権である瞬間が大好きだ。

🍌「…、」

ほんの悪戯心がはたらいた。

薄っすら桃色に染まった頬に触れるだけのキスを落とす。

真っ白な世界に桃色の絵の具をぽたりと落とすかのように。

⛄「…ッ!///」

🍌「あ、起きてた?」

威嚇する猫のように此方を睨みつけてはいるが、その頬は先ほどとは打って変わって真っ赤である。

🍌「おはよ、おらふくん」

⛄「ほん…っと狡い!朝っぱらからそんなことされたら俺の心臓が持たんわ!」

一気にまくしたてる様子が可愛らしく、思わずふっと笑みを零す。

⛄「…もう、!」

ぐっと乗り出した彼が無理矢理に唇を合わせる。

おらふくんは受け側なので勿論上手くはないが、そのキスは酷く甘かった。

🍌「!?」

⛄「ふは、照れた?」

してやったり、と息を吐き出す彼を唖然と見つめ、微笑んだ。

🍌「…そんなことして、今夜耐えられる?」

コメント

1

いつもいつも可愛い作品 ありがとうございますm(*_ _)m ♡200にしておきました☺︎︎︎︎
時雨。

時雨。

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