テラーノベル
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藤澤のキーボードに勝手にマジックハンドがつけられた翌日。
若井は、リハーサルに向かう途中、自分のギターケースを開けると……
\ガチャッ/
若井「ん?なんか……違和感……?」
ギターのネックに、不自然にくっついているシルバーの腕が一本。
マジックハンドならぬ、マジック“アーム”――。
若井「え、これ……また……やられた!!?」
そこに現れた大森と藤澤。
大森「おはよう、若井。これ、藤澤キーボードの“応援マジックハンド”に触発されて、俺がこっそり作ったんだ」
藤澤「使ってみて!新機能もあるよ!」
若井「いやいやいや、勝手につけるなよ!(笑)これ、何ができるんだよ」
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新機能一覧(勝手に搭載)
ピックキャッチャー:手が足りないときに勝手にピックをつかんで渡してくれる
ストラップ調整アーム:演奏中に緩んだストラップをこっそり締め直す
空中スライドバー:なんとアームが空中でスライド操作をする(しかも予想外の動きで大森爆笑)
ギター弦つまみ機能:間違えた音が出たらつまみをこっそりいじる(謎のサポート)
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若井「おお、なんかちょっと便利そうだけど……でも勝手に動くんじゃねぇ!」
大森「でもこれ、ライブでギターが自分で弾いてるみたいに見えるかもな(笑)」
藤澤「これでもう難しすぎて泣くことはないね!」
若井「……まぁ、いいや。これでライブ中のトラブルが減るなら…って、ああっ!」
突然、マジックアームが若井の鼻をつんつん。
若井「痛い!やめて!演奏に集中できねぇよ!」
●藤澤(心の声)
(次は………元貴だ………!)
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