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<設定>
*ヒノモトが夢主の教育係
*成人設定
「貴方もここに勤めて長いですから、新人教育してみます?」
華さんの一言で俺は新人教育を任された。
来年は新入社員も多いし仕方がない
色とりどりの花が咲き揃う季節になった頃
『◯◯と申します。一日でも早く皆様のお役に立てるよう精一杯頑張ります。』
艶やかな黒髪、流暢な日本語、
俺は英語が苦手だから同じ日本人の子で 少しの安堵を覚えた。
「よろしく、俺はヒノモト」
「えっと…◯◯?さんで良いかな…?」
後輩にさん付けとは根っからのコミュ症である。
「それじゃあ、デスク案内からするね」
『はい、よろしくお願いいたします』
なんて、いい子なのだろう。
そう思いながら歩みを進める。
「ここが中国さんの席、ここがロシアさん」
「ここがアメリックの席だ」
「この三人に書類通すことが多いだろうし覚えておきな」
「…後は、」
そうやって、あんたとの会話も増えていったんだな
真面目に話も聞いてくれるし、
それより、あんたのその笑顔
恋に落ちるなと言われる方が難しい。
ある日の休み時間
タバコを片手に恋愛相談とでも言うのだろうか。
「…なぁ、アメリック」
「好きになった女性へのアプローチってどんなことするんだ?」
我ながら柄でもない質問だ、
「…そうだな、社内だったら」
「一緒に昼飯食うとか?」
「それ以外は?」
教育係の名残でご飯を一緒にすることは多い
「ん、だよ文句あんのか」
「あ、それ以外だったら───」
『先輩がタバコ吸うなんて以外でした!』
「あーよく言われるわ笑」
実際、アメリックにもロシアにも言われた。
「幻滅した?」
『言え、全然?むしろ格好いいです!』
「ふーん、良かった」
「それじゃ、」
あんたの顔に薄い靄をかける
意味を知ってくれているのだろうか、
『んちょ、先輩!けむいです。』
呑気なあんたも可愛い、
「嗚呼、ごめん、ごめん」
「じゃあ、なんか奢ってあげるよ」
「商談成功したんだろ?」
「先輩からのプレゼントって奴?」
『え、マジですか?』
『じゃあ、社食奢ってください!』
「はいはい、それじゃ行くぞ」
でも、
あんたは知らないんだろう?
煙含めて 俺からのプレゼントってことを。
タバコの煙を顔に吹き掛ける
【意味】 夜のお誘い
リクエストお願いいたします。