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??? side
???「ていう感じなんだよね」
sn「なるほど、あれ?声が出た?」
???「あー、現実世界での君が完全に死んだんだね、こっちに干渉できるようになったんだよ」
???「ぺいんとー、こっち終わったけど手伝う?」
pn「マジですか?ありがとうございます!」
???「クロノアさん、ぺいんとを甘やかさないでください」
kr「あ、トラゾーも終わったの?」
tr「はい、ところでその人は誰ですか?」
pn「さっきはまだこっちに干渉できない状態だったよね」
pn「おれはぺいんと」
kr「クロノアだよ」
tr「トラゾーです」
sn「僕はしにがみです」
kr「しにがみ君ね、よろしく」
sn「よろしくお願いします、ところでここはどこなんですか?」
kr「ここはあの世みたいな感じかな、最近死者が多すぎるから選ばれた人を俺らが死なないように手助けするんだ」
pn「上の人たちが死者を捌き切れなくなってきたらしくて、こっちにきた人に仕事押し付けてるんだよね」
sn「あなたたちも元々は普通に生きている人だったんですか?」
pn「俺はいじめが原因で自殺して気づいたらここにいたんだよなぁ、懐かしい」
sn「他の皆さんは?」
kr「俺は病気が原因だね」
tr「俺は事故でしたよ」
kr「しにがみ君は?」
sn「僕は、この子に似てるんですよ」
pn「話すのが苦手だったりしたの?」
sn「笑ったりしませんか?」
pn「もちろん」
sn「僕は演劇部に所属していたんですけど、ある時から声が出なくなって
病院では失声症って診断されました
演劇ができなくなって、人生に希望が持てなくなって
信じてた人に裏切られて、辛くて自殺したんです」
kr「そう」
sn「馬鹿らしいでしょ?」
kr「そんなわけないよ、俺らは他人の全てを知ることはできない、俺にとってどうでも良いことでも君にとってはとっても大切 なものだったりするでしょ?だから、俺が人の決定にとやかく言うことはできないよ」
pn「深い」
tr「俺らはそんな大そうなこと考えてないですよ、な、ぺいんと」
pn「おう、で、この子なんだけどやり直せるのがあと一回なんだよね」
kr「結構難しいね、内容は?」
pn「ーーーーー、と言うわけなんです」
kr「人に発見してもらうはダメだった、その日を乗り越えても次の日に死んでしまう、か」
sn「そもそもそこに行かせなければいいんじゃないですか?」
kr「ふざけて殺してしまう、この前提は変わらないから死ぬかもしれないって言う方向に世界は動くんだ」
sn「どう言うことですか?」
tr「俺らは過去を完全に改変することはできないんです、世界の穴をついて死なない方向へ持っていくだけ」
pn「時間を巻き戻してもどの時間に大怪我を負うっていうのは変わらない、だからそれを致命傷にならない怪我に置き換えるのが俺らの仕事なんだ」
sn「なるほど?」
kr「やるべきことは怪我の置き換えだね、打撲とかなら」
pn「善は急げだ、早く終わらせよ」
kr「そうしないとぺいんとのメンタルが持たないだろうしね」
sn「頑張りましょう」