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・書くのクッソだりぃです1話参照
・病み描写有、口調迷子
・地雷がある人は今すぐに🔙
ある日、雨が降ってたので傘を差して外に出た。
道の途中で、猫がカラスのような鳥に喰い殺されていた。
頭から内臓が飛び出し、体の所々が破損している。何とも思わなかった。
お気に入りの青い傘をくるくると回しながら進む。
ふと、何でこの傘がお気に入りだったんだろうか、と思った。
前を見たら通行人と目が合った。逸らした。懐かしい感じがした。
どうせこの傘は子供の頃にでも買って貰ったのだろう。
誰に?
…誰だっけ
忘れるなら大した事ない事だと誰かから聞いた気がする。
だから考える事はやめにした。
それを教えてくれた人も分からないけど。
そんな事より今日は運営と遊ぶ日だ。道草を食っていたらまた何か言われる。
あれ?運営って何だ?
いや、何を言ってるんだろう。大切な運営なのに。
どこで?誰と?何をするんだっけ?
青鬼の館で、運営と、いつもみたいに、?
…どうやら寝不足で頭がおかしくなってたみたいだ。
運営なんて、“初めから存在しない”
「…」
家に帰って、お気に入りだった傘を置く。
いつの間にか晴れていて、雨上がりの空の酸素をいっぱい吸った。
今日は何のゲームをしようか。PCを漁る。
見覚えのないデータを見つけた。
開く。パスワード入力画面が表示される。
あ〜、これなんだっけ?
試しに1111で打ってみる。失敗。
…raderunei
なぜだか知らないけどそのコードが頭をよぎった。
成功。ファイルが開かれる。
見た事ない人達の写真と、少しの日記だった。
×月△日 晴れ
今日から日記をつけることにした。
何を書けばいいのか分からない、とばどに相談した所しばらく考えた素ぶりをして煙草を吸った。
俺が待ってた時間返せ。
コンちゃんも日記をつけてるらしいから今度コッソリ覗いてみよう。
×月◯日 雨
最近クレームが入ったらしい。青鬼の館について。
どうやら直ってない所があったらしい。レウが酷く落ち込んでいた。
まぁ俺見て元気だせよ、と肩に手を置いてみた。何とも言えない顔してた。
今日のご飯はあんまり美味しく感じなかった。思い詰めてるのは俺かもしれない。
×月◇日 くもり
みどりが幽霊になった。死んだ。
嬉しい半分、後悔半分。
残念だけど背中は押してやれない。人外へとは行ってほしくない。
もう遅かったらしいけど。
「…何、これ」
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△月♧日 晴れ
俺、病気だったらしい。
人の顔が分からないらしい。確かに今運営の顔を思い出せない。
皮肉だな、と1人で笑ってみる。
何も面白くなかった。
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♤月☆日 晴れ
もうつらい。
コンちゃんにバレた。薬が。
問い詰められて、つい気が焦って、それで
やっぱり最初から合わなかったんだ。そういう事にした。
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◯月X日
誰も何も責めなかった。
結局間違ってたのは俺だった。
でも認めたくなくて、それが口に出た。もう遅かった。
俺1人になったから、運営は解散した。
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※更新がありません
「…」
全部全部思い出した。
嫌ってほど脳裏に焼きついたあの光景。
都合がいい事、記憶から消して馬鹿みたい
笑い声が聞こえてきた。
それが自分の口から発せられている事が信じられなかった。
あの傘、みんなでお揃いにして買ったんだっけ。懐かしい。
ポケットからいつものを取り出して、口に放る。
ばり、ぼり、と爽快な音がする。
ああ、そう言えば。
「ばどに似てたんだ、あの人」
『確認』
本当にデータを削除しますか?
▶︎はい
▶︎いいえ
カチッ
終わり
後味わっるいですね。想像にお任せします。