オリジナル小説
『花咲くころに』
・水無月 露
ネットの名前は「紫陽花」
××××を抱えており、誰にも相談できずにいる。他の3人を大事に思っている。
・佐野 彩葉
ネットの名前は「向日葵」
×××××であり、周りと価値観が合わない自分に嫌悪感を覚えている。他の3人を大事に思っている
・春田 凛
ネットでの名前は「牡丹」
学校で×××を受けていて、今は不登校になっている。他の3人を大事に思っている。
・西田 真理
ネットでの名前は「百合 」
親から××を受けていたところを彩葉が見つける。他の3人を大事に思っている。
・「花園のゲーム置き場」
4人でやっているYouTubeのチャンネル名。4人にとっての一番の居場所。
※お互いに本名は知っていますが、普段から使うと撮影中に誰かさんが本名を零すので、ネット名で呼びあっています。
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side 露
プルルルル プルルルル
彩葉「もしもし?紫陽花?どうしたの?」
露「あ、ごめん向日葵!家泊めてくんない?追い出されちゃってさ」
彩葉「え!?ほんとなのそれ!」
露「こんなときに嘘言うバカがいると思ってるのー?」
彩葉「思ってないけど…。っていうか、私の家今百合のせいでめちゃくちゃ汚いのに…」
露「じゃあいいじゃん!泊めてー!」
彩葉「はぁ…。駅で待ってて。 」
露「ありがとうー!」
プツ
露「良かった〜」
泊まれる家があって良かった。これでこそ“ネッ友”。どうせ百合がいるんだしいいじゃんね。
そんなことを考えつつ、駅の時計台の前のベンチに座っていると、向日葵が走ってやってきた。
彩葉「やっぱ駅遠い〜 」
露「駅って言ったのは向日葵でしょ〜!」
彩葉「そうだけど…」
やっぱり向日葵は優しいな。なんて思ったりもした。
彩葉「早く家行くわよ!こんなとこに居たら熱中症になる!」
露「はーい」
初めて向日葵と歩いた夜道は、その時間とは裏腹にとても明るく見えた。
露「ねえ向日葵。」
彩葉「ん?どうしたの?」
露「向日葵さ、今スッピン?」
彩葉「ほんとアンタね〜!スッピンよ、スッピン!」
露「ごめんってば〜!気になったの!」
彩葉「もう、何聞いてんだか。」
露「あははっ」
彩葉「もう着くわよ!」
露「どこだっけ〜?」
彩葉「ここ!」
露「お〜!じゃあちょっとの間失礼しま〜す!」
彩葉「…おかえり。露」
露「!!…ただいま、彩葉」
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本日はここまでです〜!
目標は完結させることです〜!
次は、「百合」が出てきます!
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コメント
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ネッ友とかとこういうことするの憧れる……✨️