僕たちは幼馴染だ
幼稚園児の頃からずっと一緒だった
学校も同じ、仲の良さもずっと変わらない
そして、僕の気持ちもずっと…
初めて会ったのは幼稚園
僕は引っ越してきたばっかりだった
慣れない環境でどうすればいいのか
分からなかった。
そんな時、声をかけられた
「一緒に鬼ごっこしよ!」
いきなり大きな声で話しかけられた
最初は誰に言ってるのかわからなかった
グイッ
でも手を引っ張られた時やっと気づいた
(僕に話しかけてたんだ…)
「うん、鬼ごっこする!」
それから僕らは仲良しになった
何をするにしても一緒。
部活も、委員会も全てが同じ
クラスがずっと同じなのは運命だと感じた
僕らは成長して中学3年生
もう受験生だ 僕の気持ちは伝えれてないまま
高校受験に受かるように神社に誘われた
「行く」
僕はすぐに答えた。
場所は○○神社らしい、僕は不思議だった
そこは学業などの神社じゃないからだ
なんなら、そこは縁結びが有名だった。
着いてからまずお賽銭にお金を入れて
願い事を考えた
(○○と一緒の学校に行けますように)
僕は受験はどうでもよかった
一緒の高校に過ごせればどこでも…
○○は何故かニコッと笑った
「どうした?」
僕はそう聞いた。
「なんでもない!」
僕は余計に分からなくなった
そして、受験日当日となった
「△△!お前にお願いがある」
○○はその時少し頬を赤くして言った
「受験合格したら付き合ってくれ!」
僕は少し涙が出た
「もちろん」
○○は嬉しそうにした
僕らは受験勉強もずっと一緒にしていた
その時を思い出しながら一生懸命答えを書いた
受験の合格発表の日となった
僕はドキドキした
これで○○と付き合える
僕の結果は合格だった
「〜ッ!」
僕は嬉しくて涙が出た
けど、大事なのは○○の合格
僕はすぐに電話した
○○の結果は不合格
悲しかった。
「今すぐ○○公園で集合ね」
僕は咄嗟にこういった
○○が先に公園に着いていた
○○の顔は目の下が赤くなっていた
「△△、ごめん…」
「ッ何謝ってんの!」
「だって…」
「 受験勉強は○○も頑張ってた」
そう、一生懸命だった
○○は勉強が苦手。
だけどいつもおいてかれないように
必死に勉強してた
ビッシリ書いてあるノートもいつも見てきた
受験生になってからはさらに頑張ってた
分からないところはすぐに先生に聞きに行って
それでも分からなければ他の人にも聞いていた
僕は悲しかったが、こういった
「○○は一緒の高校に来てくれる?」
「もちろん。来年でも再来年でも!」
「そっか」
「ねぇ○○。 」
「うん、 」
「付き合ってください」
「うん…?!」
「え、え?///」
「僕、幼稚園の頃から好きだったんだよ」
「告白嬉しかった。答えるの来年まで待てない」
僕から告白すればよかった。
そう思ったのは本当に最近
「僕と付き合ってください」
「俺が、最初に告白したのにな// 」
「答えは?」
「もちろんOK!」
晴れて俺らは付き合うことになった
「なぁ、△△?」
「ん?」
「俺の事どの時から好きだったんだ?」
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