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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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「うわー! おもちゃいっぱい!!」

 大型ショッピングモールに辿り着いた私たちは、凜の機嫌を損ねないように玩具売り場から見て回る事に。

 沢山の玩具が並んでいる光景を目の当たりにした凜は瞳を輝かせながらお気に入りの玩具を見つけては『これ欲しい』とおねだりしてくる。

「こっちの恐竜の人形は似たようなのが家にあるよ? こっちのロボットの人形の方がいいんじゃないかな?」

「これもほしい!」

「どっちもは駄目だよ。どっちか一つね」

 悩みに悩んで二つまで絞ったものの、どちらもどうしても欲しいようで、そこから選べない凜。

 普段あまり玩具を買う事も無いから買ってあげたい気持ちはあるけど、この後子供服や日用品なんかも見ていきたいし、それを考えると持ち合わせが足りなくなるから両方は買ってあげられなくて、何とかどちらかを選ぶように促すと、

「亜子さん、凜、どうしても両方欲しいみたいだし、一つは亜子さん、もう一つは俺が買うって事で、両方買おう。ね?」

 今の今まで黙って見守ってくれていた竜之介くんが、そう提案してくれた。

「……でも……」

「いいじゃん、沢山ある中から二つまで絞れたんだし、この二つはどうしても欲しいんだろうからさ」

 私たちが話していると、凜が不安そうな表情で見上げてくる。

「……どっちも、いい?」

「分かった、それじゃあ、今回は特別ね。一つはママが、もう一つは竜之介くんが買ってくれるって。お礼言ってね?」

 我ながら甘いなと思う。それに、竜之介くんには本当に感謝してもし切れない。

「おにーちゃん、ありがと!」

「どういたしまして。それじゃあレジに持って行くか」

「うん!」

 こうして欲しかった玩具を買って貰えた凜は満足したのか、玩具売り場を出てキャラクターの付いたショッピングカートを見つけると、自ら乗りたいと言ってカートに座ってくれる。

 いつもは動き回りたいが為にカートに乗るのを嫌がる事が多いのだけど、キャラクターが付いているのと欲しかった玩具が手に入ってご機嫌なようで、大人しく座って手に持って遊んでいた。

「亜子さん、何か見たい物ある?」

「凜の服を見たいなって思ってるんだけど、いい?」

「勿論。子供服売り場は二階に纏まってるみたいだね、行こうか」

「うん」

 次に私たちは子供服売り場へと向かい、安くなっていた服を数着購入した。

 それから通りがかりに雑貨屋さんを見つけた私は覗いてみる事に。

 雑貨屋を見て回るのは元から好きで、可愛い物を目にすると色々欲しくなる。

 その中でも気になった物が二つあって、一つはクマの絵が描かれたペアのマグカップ。

 恋人と同棲していると憧れるのはやっぱりペアの物だと、私は思う。

 けど、いい歳してペアに拘るのもなと思って、手にしたもののすぐに棚に戻した。

 それからもう一つ気になったのはハートをモチーフにしたピンクゴールドのネックレス。ハートの部分にパールが付いているシンプルな物。

(こういう可愛いの、全然持ってないから新調したいなぁ)

 思えば凜が生まれてからはアクセサリーなんて付ける機会も無いから意識的に遠ざけていたけど、今日は一応『デート』でもある訳で、こういう可愛いアクセサリーの一つでも身に付けるべきだったかなと密かに後悔した。

「亜子さん、何か欲しい物あった?」

「え? あ、ううん、特には。それだけ買ってそろそろ次行こっか」

 結局雑貨屋さんでは料理に使う調理器具や食器をいくつか購入して、その後は日用品などを見て回り、欲しいと思っていた物はある程度買い揃える事が出来た。

 車に戻って来て荷物を積み終わった時、竜之介くんは何かを思い出しかのように声を上げる。

「あ!」

「どうかした?」

「ああ、ちょっと買い忘れた物があったのを思い出したんだ。悪いけど、少し待っててくれる?」

「うん、分かった」

 どうやら買い忘れがあったようで私と凜を車に残し、一人店内へと戻って行った。

頼れる年下御曹司からの溺愛~シングルマザーの私は独占欲の強い一途な彼に息子ごと愛されてます~

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