side 真理
真理「ふぁ〜」
もう朝かぁ…
真理「いろはぁ…起きて…」
彩葉「んん…」
真理「いろは…、つゆ〜? 」
露「ガバッ ま、真理?」
真理「おっはよ〜!露!」
露「あ、おはよう」
なんか様子が変だけど…まあ大丈夫でしょ!
真理「彩葉も起きてよー!」
彩葉「ん?ってもう朝かぁ…」
真理「じゃあ真理は着替えてくるねー! 」
彩葉「はいはい」
素早く廊下を走って、洗顔をする
さっき、、上手く笑えてたかなぁ
今日も凛の様子見とかないと…
制服に腕を通し、今日の時間割をカバンに詰める。
真理「彩葉ー!もう行くねー! 」
彩葉「はーい、行ってらっしゃい」
早く行って、朝練しよう
side 露
そういえば服もなにもないから学校行けないな、なんて呑気に考えている自分がいて怖くなる。
ずっと下を向いていると、
彩葉「露ー?」
露「…っ!な、なにっ?彩葉ちゃん?」
彩葉「…?まぁいいか、私も学校行ってくるね〜!」
露「あ、うん、行ってらっしゃい」
彩葉「絶対外に出ないでよ〜!」
露「はーい 」
ガチャ
家に静寂が訪れる。
露「洗濯しよう…」
side 真理
真理「おはよー!」
モブ1「おはよー!真理」
モブ2「ねぇ、そろそろ、ね?」
モブ1「あー、春田?いいよ〜行こ!」
真理「あ…」
2人が行ってしまう。言ってしまえば凛のイジメの元凶はあの2人なのだ…
(また、とめられなかった…)
そんな思いに苛まれながら、凛の教室を見る
凛「…」
モブ1「あんたのせいで空気悪いわ〜 」
モブ2「あ、恨むなら自分のお父さん恨みなよ〜?私ら悪くないから」
凛「お父さん、は、わるく、ない」
モブ1「聞いたー?ばっかじゃないの?」
モブ2「ほんとにやばー」
凛…ごめんなさい、真理が弱いのが悪いんだ
でも、どうしても…こわい
あの日を思い出してしまうから
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side 幼少期の真理
真理「い゛だい゛!やめてっ…」
真理母「あんたが全部悪いのよ」
真理「真理なにもしてないっ!」
バチン!
真理「っ!」
真理母「あんたのせいで、パパもどこかへ行っちゃった。ほんとに許せない…」
真理「ごめんなさい!ごめんなさい」
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昔、真理はお母さんに虐待を受けてた…
あの時は、朝が来るのがとても怖くて
今でも、起きるのが苦手。
ある日、出ていってと言われてから、公園で1人座ってたら、彩葉が偶然見つけてくれたんだよなぁ
特に、真理の声は特徴的だから、最初はお母さんが行方不明届けを出していたけど、もう5年も経って、だれも探している人はいない。
真理「凛…」
静かに、その場を去った。
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第3話終わりです
凛の第一声が「…」っていうちょっと不思議な感じになっちゃいました…
まあ簡単に説明すると、凛のお父さんは会社の社長で、モブ1、2のお父さんはその会社に勤めていましたが、解雇されて、そこからイジメが始まりました。
ちゃんと最後はハッピーエンドにできるようにして行きますので!
次回は彩葉の学校から始まります
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コメント
3件
モブ1とモブ2に関しては逆恨みで最悪(. . )