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普通の椅子と机
いじめは受けてないけど
みんなから無視されるだけ
だから1人の時間を作る
その1人の時間はとても自分にとって
とてもありがたいもしくは楽しい時間なのかも
チャイムが鳴った
約12年間頭に響く音は
いつまでたっても変わりやしない
一限目は理科だった
グループ活動は無かったけど
明日はあると聞いたことに
とても最悪な気持ちでいっぱいだった
二限目は得意な数学
教師が分かりやすく説明してくれるおかげで
よく理解できる
三限目は歴史
覚えることが多いけど
昔のことに少し興味を待てば余裕
四限目は発言の多い国語
最近の教科書に載る物語は面白い
いつもより周りが発言をしなくて
当てられてしまうのかとビクビクしていたが
一文読むだけだった
ロッカーに色々しまった後は
とても人の多い購買へ行く
弁当なんて作ってる暇はない
今日は新しくフランスパンが
売っているとのことで
時間が掛かった
美味しいと声があちこちから聞こえてきた
五限目は実習と言っても
そんな疲れることじゃない
すぐに時間が過ぎたように感じて
あと一限だけと思うと早く帰りたいと思った
六限目は英語
海外の方と話をした
意外とスラスラ話せたから
何やらと達成感を感じた
今すぐにでもこの動物園を出よう
夕日の暖かさに黒く映し出される自分の体
今日はなんともない一日だった
これから始まる時間は自分の好きな時間
顔が照らされると同時に
画面が二つになる
「里軌君
何度聞いても落ち着く声
人気の高いネット家庭教師
伊藤梠伴先生
梠伴「今日は学校どうだった?
里軌「いつもより落ち着いた感じでした
梠伴「それはよかったね
「今日は何をやる?
里軌「英語やりたいです
梠伴「わかった
「じゃあ、〜〜
梠伴「じゃ、お疲れ様
里軌「ありがとうございました
このくらいの温度感で一緒にいれる人が
いたらいいのにな