Teller Novel

ホームホラーミステリー青春恋愛ドラマファンタジーノベル

第2話

16

2022年08月10日

#東京リベンジャーズ#嫌われ
りん

りん

そう言うと、マイキーは顔を伏せた。

「…お前がいなくても、東卍はやっていける。」

小さな声だったが、確かに聞こえた。

そうすると、姫奈ちゃんは私にしか見えない角度で、ニヤッと笑ってきた。

万次郎の言葉に堪忍袋の緒が切れた。

「そっか、そうだよね。

私も実はそう思ってた。なんで私、東卍にいるんだろうって。」

嘘だ

「でも、ありがとう。おかげで後腐れなく東卍を抜けられる。

そもそも、マイキーの人使いの荒らさにはうんざりしてた。」

違う

「え、マイキーって俺の呼び方

――」

「うるさい。

結論として、私は元々マイキーから離れたかったんだけど、

姫奈ちゃんが私が東卍をやめられる理由をつけてくれた訳。」

信じないで

「さようなら。みんな、佐野万次郎」

みんなに背を向け、出口の階段へと歩き出す。

その時だった。


「ちょっとまてよ!!」

重い沈黙の中、一人の男が声をあげた。


パーちん…?なに言ってんの?

思わず足を止め、振り返る。


「俺は○○を信じる。

俺は馬鹿だから良く分かんねぇけど、

お前らは、昔からずっといた、創設メンバーの○○を信じずに、この前来たばっかりの姫奈を信じるのかよ!?」

「それに、姫奈。

俺はさっき、○○の隣の立ってたんだけど、○○にしか見えないように、マイキーが喋ってるとき、笑わなかったか…?」


「そうっすよ!!」


武道まで…??

「みんな、今、気が立っておかしくなってるっすよ!

○○さんは、やってないんです!冷静に話しあえば、解決しますよ!!

俺も、○○さんの隣に立ってました。

確かに姫奈さんは○○さんに笑ってました!!」

パーちんと武道がそう言うと、姫奈ちゃんは震えた声で言う。

「姫奈、そんな事しないよ…?

それに、見て、この傷。」

姫奈ちゃんが袖を捲ると、痛々しい、無数の生傷。

どよめき出す隊員達。

「さっきの言い分も分かるけど、自分で腕を切りつけたりするか?」

「普通、そんな事しねぇよな。」

中には、そんな声も聞こえた。


「やっぱり、信じらんねぇ。

○○、もう二度と、姫奈に近づくな。そして、頭を下げて謝れ。」


「は…?やってないのに謝る訳ねぇだろ。」

マイキーと私の睨み合いになる。


でも、次の言葉によって中断される。

「もう、良いんです。

○○さんが、頭を下げて謝ってくれるなら、今までの事は無しにします。

私のせいでみんながギスギスするのは見たくないんです。」

姫奈ちゃんが、震えた声で、涙目でそう言った。

今までの出来事が、全部頭の中でぐるぐる回転してる。


「今謝れば、姫奈の優しさに免じて見逃してやる。

早く謝れ。」

マイキーに急かされる。



でも、私のとった行動は、こうだ った。

走って姫奈の所に近づく。

姫奈は

「えっ…?」

と怖じ気づき、

マイキーが姫奈の前に立ち、庇おうとする。

そんなマイキーを精一杯の力で蹴り飛ばし、姫奈の肩を掴む。

怒りで目がチカチカする。


想定外だったのだろう。

えっ、えっ!?とでも言いたそうな顔で目を逸らしてくる。

そんな姫奈の顔を固定し、

優しーくパーで頬を叩く。

もしかしたらあまりの怒りでグーになってたかもしれないけど。

叩かれた衝撃で、姫奈は尻餅をつく。


そんなに強く殴ってないんだけどな。


「お望み通り、悪女になってあげました。良かったね姫奈ちゃん、これが本望だったんでしょ?」


案の定、ギャーギャーと猿の様に騒ぎ立てる猿のような輩共。

そいつらを無視し、鳥居の前に立つ。


「もう、こんなものは要らないよね。」

そう言って、特効服と、靴を脱ぎ捨てる。

一瞬、このまま帰ろうかとも思ったが、神主さんに迷惑だったからやめた。

タンクトップとホットパンツを着ているので、警察に話し掛けられるという事もないだろう。

後ろから

「待て!!」

と誰かの声が聞こえる。

それを無視し、

特攻隊と靴を脇に抱え、階段を駆けおりた。


コメント

1

姫奈って私の名前だ〜!!
りん

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