「頼んだぞ…」
私は六神の一人ゾディアーク。同じ六神であるエクスデスに殺された。私たち六神は、一人を除いて人間だった過去がある。
人間だった頃私は、殺人を犯した。現行犯で逮捕、そして留置され、裁判が行われる予定だった。その裁判を行うのが、エクスデスだった。
だが私は、「まだ人を殺したい。殺人が無罪であることを証明するために。」願った。そうしたら、変な光に包まれて、気がついたら六神の一人となっていた。エクスデスも六神となっており、アイツのことを聞いたときに気づいた。それはあっちも同じだったようで、アイツに呼び出されてついて行ったら、不意打ちを喰らってそのままお陀仏だ。
ゾディ「ああ、殺人なんかしなければ。今みたいに、皆んなが悲しむことにはならなかったのかな。」
私が死んだ次の日から、私はアイツらを見守ることにした。バハムートは記憶を失い、エクスデスは精神を弱らせた。他の奴らはバハムートの記憶が戻らないように過ごしている。
ゾディ「記憶、戻って欲しいけど戻らないでほしいな。きっとアイツは復讐する。」
数日後、アイツらの様子を見たら最悪な出来事が起こっていた。バハムートの記憶が戻り、エクスデスに復讐しようとしていた。バハムートは憎しみの力が溢れ出して、アイツらに攻撃が深く突き刺さっている。皆んなから血が流れている。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
こんなことになってほしいわけじゃない。私は、復讐なんかしてほしくないんだ。
気づいてくれバハムート。頼む。憎しみに染まるな!
バハムート!
バハムート!
お前はそんな奴ではなかった!私が好きなバハムートじゃない!もっと、愛に溢れた優しいアイツが大好きなんだ!
気づいてくれ、相棒!たった一人の相棒。
あれから、バハムートとエクスデスは和解した。あれからバハムートは私の墓参りに来てくれている。私の役目は終わりか。これで安心して、成仏できる。
コメント
2件
投稿お疲れ様です! そして誠にありがとうございます😭! 神作すぎてびっくりです! 宜しければまた私も書かせて頂けないでしょうか? 2連続投稿お疲れ様でございました!