⚠︎ pkmn ZA依、giくん夢です。ネタバレは控えめの完全妄想が多めです
日没前の雑談
夕方、普段ならもう家に帰る頃、私は外に出た。
「服がこの値段だから…、メダルは…このくらい。…撃破数は…、まぁ、ボーナス扱いでいいか。」
スマホロトムを浮かせ、道端のベンチに座って、欲しい服を買うためにどれほど資金があればいいかと少し考えていた。
「ルーシャ、今晩も出向くのか?」
「ガイ…、まぁ…、欲しい物があるかんね。資金集めがてらランクアップもついでにできたら〜って思って。」
後ろから声をかけてきたのはびっくりした。でも聞き馴染みのある声だったから、そんなに驚かなかったけれど。
「俺も行こうかな。バトルゾーン」
「え、一日中どっか行ってたじゃん。まだ動けんの?…一周まわって怖い」
私の言葉に、ガイは思わずという感じで吹き出す。
「ふはっ、それはお前が体力無さすぎるぞ、ルーシャ。よくそんなんで夜通し駆け回って、指示出し続けられるよな。」
それから日が沈んで月が出るまでは、2人で何気ない話をしていた。
水も滴るいい男って事…?
ある日の朝、いつものようにロビーへ出て行くと、珍しい事に、そこには誰も居なかった。AZさんさえも居ないパターンは初めてだ。
外では雨が降っているようで、窓に水滴が当たる音が聞こえる。
何気なく、ホテル備え付けの備品でカフェラテを淹れる。
そうして時間を潰していたら、外からポケモンに指示を出す声が聞こえて、ドア付近の窓から外を覗く。
そこには、雨が降ってるにも関わらず、傘も持たずに特訓中のガイと、ガイのポケモン達がいた。
ドアを開けて、傘を持った外に出る。
「あ、ルーシャ、起きたのか。おはよう」
「おはよう…、って、そうじゃなくて、風邪ひくよ?」
私がそう言うと、ガイは「大丈夫だって」と笑うが、全身濡れていて、どう考えてもこのまんまだったらそのまま特訓を続けて風邪をひきそうな人に大丈夫だと言われても、安心なんかできるわけも無く、どうにか説得して、ロビーに引きずり戻す事には成功した。
雨を吸ったガイの服からは水滴が落ちている。
「…とりあえず着替えてきたら?」
「ああ、そうするよ」
そう言って彼は彼の借りている部屋に向かった。
ここだけの話だが、皮肉にもいつもよりガイの顔が整って見えたってのは秘密だ。
コメント
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ガイくぅぅぅんんんんん好きでs((