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悠side
はー…昨日も今日も生徒会の仕事で疲れたよ…生徒会の活動のせいか、普段のストレスのせいかわからないが、3日前突然飯が喉通らなくなった。だから今日も弁当抜き。一人暮らしの高校生で良かったわ、ほんとに
「なぁ!今日一緒に飯くわねぇ?」
また、柊。俺の友人。こいつ、この校内で1番のグレ者で誰も手につけられないと言われてるんだけどなぁ…?おかしいな?
『あー…いや…今日は生徒会の仕事で…』
「えー?そんな詰まってんの?!休みがてら飯食おうぜ!!!」
『今日はちょっと…弁当持ってくるの忘れて…』
逃れられるかな…?
「はぁ!?また?大丈夫かよ」
『あー、大丈夫。』
「あ、そういえばさ今日弁当持ってんのに間違えて購買買ったから、弁当いる?」
『え…あ、購買のやつなら…』
「…栄養偏ってるけど?」
『っ…じゃあ弁当たべる』
「ありがとぉぉ!まじで出来いいから!俺の手作り弁当!」
『それ自分で言う…?w』
、、食えればいいんだけどな…
〜
あー…キツイな…今食ったら絶対吐く……だけど、手作り弁当は食わないと失礼だし…
「ん?くわねぇの?✨」
あー…目の中に光入ってる…どうしよ、…匂いでもう胃が刺激される…
『ぁ…たべるよ…たべる…』
吐くんじゃないか、と恐れながら卵焼きを箸で半分に切り、口に運ぶ
『んっ…モグモグ』
味は悪くないのかも…今味わっていたら絶対吐くので急いで噛み砕いて胃に流し込む。
『…っぇ』
やばいかも…、と思いながら白米も口にする。こんなに白米って甘かったっけ…?いや、これが普通の味だろうな………きもちわるいかも…
「…どう?うめぇ?」
あぁ…期待を裏切るわけにはいかない…美味しいっていわなきゃ
『ぅっ……あは、、おぃしいよ…』
そう言い放った瞬間喉にこぽこぽと胃液が上がってくる音が聞こえた。
『んぐっ…ぇ゛』
まずい、ここで吐いたら、見損なわれる。教室の生徒にも、先生にも
「?、ま、まずかった?」
そんなことない、今の自分にはきついだけで美味しいは美味しいから、いわなきゃ
『んぐっ………ゴキュ』
口元を押さえつつ口に上がって来た胃液を飲む。……すっぱい…胃液、まずい。あと笑顔でいなきゃ
『ゴキュ…ゴクッ』
水、水飲めば。そう思い机の横にかけておいた水筒を取る…がもう遅かったみたいで
『げぼっ…げぇ゛っ、、ぉ゛え゛ぇ゛え゛』
「はっ?!ちょおま!!!」
柊がバックを漁る。ビニール袋を探してるのかもしれない…。あー…もう、、周りもガヤガヤ言い始めたし、先生もびっくりしている。なにしてんだよ…
「おまえ、体調悪いなら早く言えよ!」
『あ…え………ぁ、げ、げんきだよ…?ニコ』
「そんな状態で笑顔で元気だよって言われても無理があるわ。ほら、ビニールあったから何かあったらこの中に出して」
『ごめ…』
「んで、お前ほんとどうした?」
『多分ストレスで…胃に負担かけた、、』
「溜めすぎ。ほんとにさぁ」
『ご、ごめッッ嫌いにならないで、』
「嫌いにはなんねぇよ。とりあえず肩かすから保健室いくぞ」
『…うん。ありがとぅ…』
「せんせー、とりあえずここの掃除おなしゃーす」
いい話し相手できたのかも…
〜
『ぇ゛っ…げぇ゛ッッ』
「あー、ほんと大丈夫?ゼリーも食えないとかほんとにやばい感じじゃん」
『ごめ…ほんとッ』ウル
「我慢のしすぎな?まず辛いって思ったら一旦逃げろよ。生徒会長さんはいつも忙しいだろうけど」
『…ちょっといいな、君みたいなやつも』
「ん?それどういうこと?侮辱?」
『ははっ…ちがうよ、、君みたいに楽に生きてたらもっと楽しい世界が見えるんだろうなって』
「はぁ…まじなんかあったらいえよ?」
『わかったわかったwごめんね』
「あ や ま ん な💢」
『ははっ…ありがと、感謝しかない』
「んで、明日は生徒会サボるか?」
『サボる。君と一緒にいる』
「はぁ??俺と一緒にいても碌なことねぇよ?」
『ふふ…それがいいんだよ。じゃあ、約束ね』
「わかった。放課後俺んちな」
『わかったよ。楽しみにしてる』