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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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「いつもあの道で弾き語りしてるけど、どうして?」

「バイトで溜まった鬱憤を晴らしてるんです。あそこだと気持ちよく歌えて」

「なんの曲を歌ってるの?原曲を聴いてみたくて!」

「自分の曲です、バンドやってて」


私は驚きを隠せなかった

まさかバンドをやっていると思ってなかったから


「え?!すごいじゃん、それなりに稼いでるの?」

「いや、まだ売れてないし安月給なので他の人に食わせてもらってたり」

「それならうちに来ればいいのに〜少しなら食べさせてあげるよ

あんなに素敵な演奏をタダで聴かせてもらってるんだし」


冗談で言ったつもりだった

でも彼はうちに入り浸るようになった

まぁ、別にいいんだけど


彼を家に招いて数ヶ月が経った頃、彼は積極的になってきた

そういう関係でもなかったし私は断っていた

何より仕事が忙しい

構ってられないの、と言い捨てて 眠りにつく


でもある日、出来損ないだ。と耳にタコができるほど言われた言葉でもグサッとくる日があった

その日はなんでもいいから愛を伝えて欲しかったんだ

「セックスしよう」

その言葉に私は従って、深くて浅い夜を迎えた

ああ、もうどうでもいいや

吹き零れる程のI、哀、愛

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