「保科ァァァ”“”“!!!!」目の前ででっかい犬が僕に吠えている。
「どんたんですか?鳴海サン」
「どしたんですか?じゃねぇだろゴラァ!!!なんでお前がボクの部屋に当たり前のように居座ってんだよ!」
「え?なんでって、そりゃあ鳴海サンが僕を呼んだんじゃないですか」
「呼んでねぇよ!お前が勝手に来たんだろ!!」
「えぇー?でも、鳴海サン『終わったら今すぐボクの部屋にこい』ってメールしてたじゃないですか」
「なっ……!!してねぇよ!!お前と連絡先交換した覚えもねぇし、そもそもボクがそんなメールをお前に送るわけねぇだろうが!!」
「えぇー、でも確かに鳴海サンからメールが……」
「うっさいやつだな!!そもそもこの基地は細目おかっぱは立ち入り禁止なんだ!」
「ひっどいなぁ。僕はただ、鳴海サンに呼ばれたからきただけなのに」
「だーかーらー!呼んでないと言っているだろ!!!」
「あ、もしかして鳴海サン。僕が来たから照れてるんですか?可愛いなぁ」
「きっ、キモいこと言ってんじゃねぇ!!だいたいボクは男に興味は……」
「鳴海サン」
「な、なんだよ……?」
「ちょっとええですか?」
僕はそう言って鳴海サンに近付き、距離を詰める。
そして、そのまま鳴海サンをベッドに座らせて、顔を僕に向けさせた。
「お、おい!なにしてんだよ!」
「しーっ……」
僕は人差し指を立てて自分の口に当てる。すると、鳴海サンは顔を赤くしながら黙ってしまった。
「鳴海サン」
「……な、なんだよ」
「キス……してもええですか?」
「な……っ、!!なにいってんだお前!!」
「ダメ……?」
僕は鳴海サンに上目遣いで懇願する。すると、鳴海サンは目をキョロキョロさせた後、小さな声で言った。
「……い、一回だけだぞ……」
「はい…」
そして僕はそのまま鳴海さんに顔を近付ける。そしてそのまま唇を重ねた。
「んっ……ちゅ……」
「……っ……ん……」
鳴海さんの唇は柔らかく、とても甘い。
僕はそのまま舌を入れ、鳴海サンの口内を蹂躙する。
「んっ……ふっ……」
鳴海さんは最初は抵抗していたものの、次第に抵抗をやめ、大人しくなった。そして僕はそのまま鳴海さんをベッドに押し倒した。
「……ぷはっ」
僕は唇を離すと、そこには蕩けきった顔の鳴海さんの姿があった。
「鳴海サン……」
「はぁ……はぁ……ば、ばか野郎……い、一回だけって言ったろ……」
「すんません笑鳴海サンが可愛かったからつい」
「か、可愛くねぇ!」
そう言ってそっぽを向く鳴海さん。そういう所がまた可愛い。
僕は再び鳴海さんに近付き、耳元で囁いた。
「次はもっとすごいこと……しましょか?」
「っ……!!」
鳴海さんは顔を真っ赤にして、口をパクパクさせていた。
僕はそんな鳴海さんの頭を優しく撫でながら言う。
「大丈夫ですよ、鳴海サン」
「……な、なにがだよ」
「気持ちええことするだけですから♡♡」
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