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「蜜夜の奥」
10月放送のM:ZINEの収録日。ちょうど若井の収録現場を見る機会があったので少しお邪魔させてもらう事に。眼鏡をかけ、少しオーバーサイズの全体的に暖かい色合いの服を着ていた若井。かっこいいより可愛い感じ。ちょっと見慣れないけどとても似合っている。
「んん〜〜、楽しかった…..」
収録終わり、そう呟き楽屋のソファに腰掛ける若井。それを見ていた俺。
「どうだった?元貴」
「……うん良かった。面白かったよ 」
「ほんと?!…まぁ当たり前ですけど…笑」
明るく、お調子者でうざったい。でも可愛い。そのビジュアルのせいでもあるだろう。
若井にはバレていないが俺の下半身は徐々に熱を帯び始めている。普通に可愛いし、
もう1ヶ月はしてないから溜まっているし。
「…そういえば若井。今日そのまま帰ろうとしてるでしょ」
「…え?うん、そのつもりだよ?もう仕事終わったし、明日休みだし」
ソファに座っている若井を俺が上から見下ろしているから
自然と若井は上目遣いになっていて、すっごく唆られる。
「…ダメだよ、そんな…」
俺はゆっくりと若井に近付いた。
反射的に若井はソファの背もたれに寄りかかり必然的に距離も縮まっていく。
「っ?な、なに……近いよ…今日、雰囲気違くない……?」
「そりゃ違うよ」
そう言って少し微笑むが目はまっすぐと若井を射抜くように見つめた。
だんだん近づいていき、手先が若井の髪に触れる。
「…?!まって……ここ楽屋っ、…」
「…じゃあ早く俺ん家行こ、」
確かにこんなに可愛い若井を誰かに見られるのは不本意なのでさっさと荷物をまとめ、
俺の自宅へ移動することにした。若井も仕方なく大人しく着いてきてくれた。
早速家に着き、早々に寝室へと向かう。ドアを閉める音が部屋中に響いた後
すぐ若井をベッドに押し倒した。
「んっ、……まって、まだ….せめてお風呂っ、」
その声を無視して若井のズボンを下ろしていく。
「っねぇ…!元貴…!」
こちらに手を伸ばす若井。残念だけどその抵抗は無意味。若井より俺の方が筋肉あるし、単純に力も強い。若井は抵抗できずにスルスルとズボンを脱がされていく。
上は脱がさない。 その方がえろい。
「……ごめん、もう早く抱きたい。お願い」
真剣な眼差しで若井を見つめ、そうお願いする。
「………っもう、……… 今日だけだからね…?」
「ありがとう。可愛い」
「っ、かわいくな…んっ、ぁ」
許可もいただいた事だし、早速脱がして顕になった若井の白くて細い太ももを触れる程度になぞる。上の下着の中に手を入れ、腰・背中と優しくゆっくりと撫でていく。
「んっ、まじで、恥ず……」
「…ふ、ほんとかわいい、若井、眼鏡とるよ?」
若井がかけていた眼鏡をすぐ隣の机に置き、そのまま深いキスを何度も重ねていく。
舌を絡ませる度、若井の我慢していた声も次第に大きくなっていった。
「っんぅ、…ふぁっ…ふぅ、…」
目を開くと若井の目尻にはもう涙が溜まっていた。
「…………めっちゃえろいね、若井。足、開くよ?」
若井が小さめにこくりと頷く。若井の足をゆっくりと開かせながら
指先で、慎重に触れた。1度触れるだけで若井の体を素直に反応する。
「…もう濡れてんじゃん。どれだけ弄ってたの?」
「知らないよっ、勝手に……」
「どこが気持ちいのか、ちゃんと教えて」
指がゆっくり潤んだ熱の奥を探す。
若井の喉から無意識に声が漏れた。
「……んぁっ、ちょっと、……」
「ここがいいの?どうして欲しいか、言える? 」
「……いや、……言えない、っ……」
「言わないと、先進めないよ」
「…っ……そこ、気持ちいから…もっと、して…」
「…かわいい」
そう言って指先をもう1本、そっと押し込んだ。
広げるようにじっくりと動かしながら、内側を撫でていく。
若井の腰が微小に動いた。
「っん、元貴っ……だめ…」
「そう……じゃあなんでこんなに締めてるの?」
深く入った指で敏感になっているところを執拗に擦られ、
漏れる声も止まらなくなっていき、呼吸もだんだん荒くなっていく。
「っ….ぁ……ん、もう、やだ…ぁ… 」
「そう言って…気持ちよくなってる。若井ってほんとえっち」
「……元貴のっ…せいだしっ、」
「うん。…もっと気持ちよくさせてあげるね」
そう言って指を抜くと、若井の腰が僅かに名残惜しそうに動いた。
そして今度は、自分の熱を若井の入口にあてがう。
「いれるよ」
「…うん、」
了承を受けとり、腰をゆっくりと押し出すと、若井の指がシーツをきゅっと握る。
「….っ、く….、ん…っ…」
「力抜いて。大丈夫。ちゃんとはいってってるよ」
「…や、見ないで…っ、」
「見たい。俺の中で感じてる顔、声、全部」
ゆっくりと、奥へ奥へ
身体を開かされていく感覚に、若井は目をぎゅっと瞑る。
「っ…..んぐ、……ひ、ぁっ」
「気持ちい?」
「…っ、…うん、…でもめっちゃ、きついっ……」
シーツを握っていた若井の手を優しく恋人繋ぎのように握った。
「…かわいい、めっちゃ締めてくる」
浅く、深くゆっくりと繰り返す度、
若井の声も段々と理性を失っていく。
「……っもとき、そこ、やぁっ…」
「ここが好きなんだ。若井の1番感じるところ」
中心的にそこを責め立てる。
「んっ、やば……もうっ、 ……」
「イッていいよ。”滉斗”」
「っ、……もときっ、いく、…ぁ、あっ…!」
俺の中で若井の足が痙攣する。お互いに手を握り身体を大きく反らせ、静かに果てた。
俺も堪えきれずに、そのまま若井の奥に濃い白濁液を吐く。
熱が深く注がれていく感覚に、若井は細い声で息を漏らす。
「……も、無理……しんどい……」
「…ごめん、…ありがとう、若井。俺の我儘に付き合ってくれて」
若井の髪をそっと撫でて、静かに口付けた。
若井の目尻に溜まった雫をそっと指でふき取る。
「…いいよ、元貴なら…」
そう呟いて若井はそのまま眠りについた。
若井が眠ったのを確認した俺は、服の下から覗く若井の綺麗な鎖骨に舌を這わせ吸い上げるように痕をつけた。
「っぷは、……俺のって印」
白い肌によく映える。その光景をフォルダに収め、
適当に片付けを済ませてから自身も若井の隣に眠った。
朝の日差しがカーテンの隙間から優しく差し込んでいる。
隣を見るとすーすーと気持ちよさそうに寝息を立てている若井の姿があった。
昨日付けた痕も綺麗に残っている。
昨日の若井の顔、声、感触、全てが鮮明に思い出せるほど頭の中に残っていた。
まぁ残らないわけが無いんだけども。
「んぅ…もときぃ、?」
可愛らしい寝ぼけた声で呼ばれて、思わずふふっ、と笑ってしまった。
「おはよう。若井、よく寝れた?」
「…ぅん、元貴が隣にいたから」
「……そっか。」
なんとも愛らしいことを言うもんだ。と思った矢先、若井がゆっくりと身体を起こし始めたので、俺は若井の腰を支えるようにそっと手を置いた。
「…あの、大丈夫だった?…腰、痛めてない?」
そう俺が声をかけると
「大丈夫だよ。元貴、優しかったからね」
そう言ってはにかんでくれた。
「うん…ありがとう。こんな俺でも優しく接してくれて」
「何言ってんの。こんくらいで俺が元貴を嫌いになるとでも思ったの
舐めないでよねーー俺のこと! 」
若井がいつもの明るいお調子者に戻っていて
どこか安心した自分がいた。
「今日休みなんでしょ?俺もだし、朝ごはん作るわ。まだ寝てていいよ 」
「え!いいの…?ありがと!でももう起きよっかな…笑」
「そっか笑 分かった。じゃあ先に顔洗ってて」
そう言って俺は朝ごはんの支度を始めた。若井の好きな物でも作ろうかな。
少しすると洗面所の方から若井の声が。
「ちょ、ちょっと元貴!いつ痕つけたの?!」
「あ…バレちゃった? 」
「バレるよ……まぁ別にいいけど……」
そう言い、どこか嬉しそうに鎖骨についた痕を撫でる若井。
「……この後一緒にお風呂入る?」
「ぃ、いいわっ!一人で入る…!」
「蜜夜の奥」 fin.
コメント
30件
わわわ…ぽんさんの小説ありがたいです…神! 最高です。もう大好きです…私ぽんさんになら抱かれてもいい気がしてきた…
あら~~~~~お久しぶりのノベル~~~~~~!!!とっても嬉しいです…… mtkなら良いよって言っちゃうwkiさん良い……ご馳走様です
ちょっと待ってください。絵も小説も神なんですか、? 才能ください😭後このをお話癖です。()ありがとうございます!💘