ノベル初書き
色分け(青組メイン)
恋愛
〈Ifside〉
俺がアイツを初めて見たのは、引っ越してきた翌日のこと。
近くの公園に行ってみると、そこにアイツは居た。
楽しそうに遊んでいて、笑顔が可愛かったのを今でも覚えている。
I「あのころに、話しかけとればな~」
所謂、一目惚れというやつだ。
公園は家の窓から覗くことが出来た。
最初の頃は、窓が高くて苦労したが、台を持ってきたりとたくさん工夫して、段々と慣れていった。
アイツは毎日遊びに来るわけではなく、いない日は落ち込んで、いた日は喜んでいたのを覚えている。
あー懐かしいな。
そんな、名前も知らなかったアイツと初めて喋ったのは小学生になったころ。
H「僕、ほとけって言うの!」
I「よ、よろしくな?」
H「うん!よろしくねニコッ」
眩しい笑顔。
それはいつまでも変わらなかった。
たまに、話すほどの仲にはなったが、普通の友人、という感じだろう。
向こうからの好意はない。
俺もそろそろ諦めなければと、思い始めていた。
中学生になった。
俺もアイツも地元の中学に進み、また同じクラスとなった。
アイツとよく一緒に公園で遊んでいた、初兎?も一緒だった。
俺の初恋はまだ終わっていない。
諦めようにも諦められないのだ。
初兎はいつもアイツの隣にいた。
羨ましい、ただそう思っていた。
S「なぁ、まろちゃん」
I「何や?」
S「まろちゃんって、いむくんのこと好き?」
いむくんはアイツのあだ名。
ここで素直に答えたらどうなるんやろう。
信用してもエエんかな?
I「そうやったら?」
S「応援するで!」
I「え……?」
S「明日から一緒に行動しようや!」
I「ええん?」
S「おん!」
I「分かった」
思いがけないチャンスが訪れた。
アイツと仲良くなれる?
一緒のグループになろってことやんな?
確か、アイツと一緒におるのは……。
I「……💦」
H「いふくんだ!ニコッ」
相変わらず、笑顔が可愛い。
いきなり、グループに入っていいのか心配があったが、大丈夫そうか?
S「今日から友達やで♪」
I「しょにだ……」
N「俺、ないこ!よろしくねニコッ」
R「りっりうらです!」
Y「悠佑、アニキって呼ばれとるで~」
I「いふです!よろしくお願いします!」
自己紹介をして、雑談を始める。
どうやら、アニキとしょにだは付き合っているらしい。
だから、俺のことも誘ってくれたんかな?
男同士の恋愛なんて認められないと思ったけど……。
H「いふくんは好きな人いるの?」
I「……おるで?」
N「え!?そうなの!?」
だって、目の前におるんやもん。
あー振り向いてくれへんかな?
I「そういうほとけは?」
H「い、いる……//」
R「ほとけっち好きな人いるの!?」
S「意外やな~」
Y「誰なん?」
H「ちっちゃいころに……一目惚れした」
俺と一緒だ。
俺もアイツに一目惚れした。
アイツも他の誰かに一目惚れした……?
俺はずっと片思いで終わるってこと?
S「落ち込んでんな~まろちゃん」
I「だって……」
R「まだ、まろの可能性だってあるじゃん」
放課後、教室に残っていると話しかけられた。
りうらはないこのことが好きらしい。
だから、互いに相談している。
I「俺、アイツにあったん小学生のときやもん」
S「……」
R「……」
S「言うか迷っとったんやけどさ」
S「まろちゃんの家、公園から見えるねん」
S「よく、窓際におったやろ?」
I「おん……」
S「見える度にいむくんがな」
〈初兎side〉
H「あっまたいる!」
S「ホンマや!」
俺といむくんは幼馴染みで、よく近くの公園で遊んどった。
最近の楽しみは、公園から見える窓際の男の子。
何故か毎回いる。
S「遊ばへんのかな?」
H「引っ越してきたばっかだよね?」
H「きっと、恥ずかしいんだよ!」
S「じゃぁ遊びに誘ってみる?」
H「ふぇ……//」
S「どうしたん?」
H「あのね、僕」
H「一目惚れしたかも」
S「うぇ!?」
いむくんが衝撃の言葉を発してからというもの、公園には頻繁に遊びに来るようになり、ちらちらと窓の方を見ていた。
好きなったのは笑顔がかっこいいらしい。
勇気がでないらしく、話しかけにはいかなかった。
小学生になって、話しかけたらしいけど、その後進展はないとのこと。
だから、俺はいむくんの恋を叶えることにした。
勿論、自分の恋を終わらせてからな♪
〈Ifside〉
S「まぁこんな感じやけど?」
R「わぁお」
I「ふぇ……//」
アイツが俺に一目惚れ?
嘘やろ?
S「いむくんも勇気出せないみたいやからさ」
S「こくってみいへん?」
I「俺が……?」
R「いいじゃん!」
R「頑張れ!まろ!」
I「……分かった!」
決意してから、告白の言葉を考え、アイツを呼び出した。
H「えぇと……何?」
I「……好きです」
H「え?」
I「笑顔がかわいくて、一目惚れでした」
I「俺と、付き合ってください!」
H「……」
沈黙が続く。
一秒がとてつもなく長く感じる。
心臓がバクバクなってる。
H「ーー」
アイツが口を開いた。
返事はーーー。
H「よろこんでニコッ」
I「ッ!!」
これで、俺の長い長い初恋が実った。
嘘のように感じられて夢か?ドッキリか?と考えてしまうけど、これは現実。
本当に、アイツと付き合ったんだ。
S「おめでとう!」
Y「いや~両片思い感は強かったけど」
Y「もう、付き合うとはな」
R「よかったね、まろ」
N「おめでとー!!」
I「ありがとう」
H「ありがとうニコッ」
ずっと変わらない笑顔。
そう言えば、アイツも俺の笑顔が好きなんやっけ?
似た者同士やなw
I「ないこもはよ付き合いーや」
N「え!?俺!?」
Y「ボッチなるで~?」
N「りっりうらは!?」
R「りうらはないくんのことが好きだもん」
N「ふぁ!?//」
I「すげー」
ないことりうらも付き合ったらしいで。
帰り道、アイツと一緒に帰っていると……。
H「まさか、いふくんが僕のこと好きだなんて」
I「それはこっちのセリフや」
H「そうかもねw」
I「……やっぱ、その笑顔が好き」
H「……いふくんの笑顔も素敵だよ?」
I「そうかw」
I「こっち向いて?」
H「ん?」
I「チュッ」
H「ッ//」
I「好きやで」
I「ほとけ」
H「バカッ」
以上です
いや~ノベル楽しい
旧版だから、スムーズに書けるし
短編集的なの作る?
いれいすでも🎲🌟🎼でも
リクエストありでさ
作るか!
おつリン!!
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