「じゃ、俺たちは帰るね~」
「あれ?おらふくん今日は東京におるん?」
「うん!ぼんさんちにお泊まりするんよ!」
「へぇ~夜更かししすぎはだめよ?」
「はぁーい!menなんかお母さんみたいw」
「はいはい。じゃ、気をつけて。」
「うん!おんりーも、また一緒にあそぼーね!」
「うん。楽しみにしてる。」
「仲直りできた?」
「うん。いろいろ話し合えたし、よかった。」
「…そっか。そりゃよかった。」
「ありがと、men。」
おんりーちゃんがこっちを向く。
「んー?俺なんかしたっけ?」
「menが言ってくれなかったら、俺多分おらふくんに会いに行かなかったよ。それに、着いてきてくれたし。だから、ありがと。」
「…そんなことでいいならいつでもしてあげるよ。」
「…うん。」
言ってみようか。
「…おんりーちゃん。」
「ん?なに、men」
「あんときさ、俺が言ったこと覚えてる?」
「俺にしとけばいーのに?」
「覚えてんのかよ…」
意外だった。てっきり忘れてるかと思って言ったのに。
「覚えてるよ。」
「そのー…あんときは真面目に言ってなかったんだけど、今言い直してもいい?」
変な切り出しだな、と自分でも思う。
「…いいよ。」
おんりーちゃんが足を止める。
「…傷ついたときは俺が話聞いてあげるし、」
今回みたいに。
「うん。」
おんりーちゃんがこっちを向く。
「辛かったら慰めてあげるからさ、」
「…うん。」
おんりーちゃんがちょっと泣き出しそうな表情で目をみる。
「…おんりーちゃんのそばにいてもいい?」
我ながら変な告白だな、と思う。
「…いいよ。俺のそばにいて?」
ちょっと微笑みながらおんりーちゃんが言った。
こんなあっさり受け入れてもらえると思わず、びっくりした。
「!…いいの?」
「いいって言ってるじゃん。」
「後悔しない?」
「しないよ。」
「…ありがとう。」
「…これからもよろしくね、men。」
「…うん。」
これでおんりーちゃんを救うことができただろうか。
いや、今から俺が救う。
いっしょにいて幸せにしたい。
人生で初めてだ、こんな風に思ったのは。
これが好きってことかな。
コメント
6件
ああ!最高 めんならできる! おんりーちゃん幸せにできる そしてめんも幸せになってほしいな♪