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「バンド解散したら付き合う」
そんな馬鹿たらしい約束を僕と涼ちゃんはしていた
僕はこの約束のために毎日毎日クソほど忙しい仕事に耐えてきた。約束があったから頑張れた
…なのに約束を守らず君はこの世を去ってしまった
不幸な事故だった。君は居眠り運転のトラックに跳ねられて死んじゃった
即死だったんだってね。僕は怖くて君の顔も見れていない
痛かったよね…怖かったよね
君は何にも悪くない。被害者だ
でも僕は君のせいで今日も涙を流す。悲しくなる
なんでよりにもよって君なんだろうね。僕で良かったのに。僕が良かったのに
でも僕が先に死んじゃったら涼ちゃんこそ生きてけないよね笑
涼ちゃんは全部自分のせいだと思っちゃうタイプだもんね笑
…涼ちゃんが居なくなってから若井にも変化があったよ
僕の前では隠してるつもりなんだろうけど全然隠せてないんだ笑
笑顔がどこかぎこちないし、いつの間にか泣いてる
僕が見たらめっちゃ大急ぎで拭いてるけど笑
とにかく、僕たち二人は涼ちゃんが居なくなってから生活がガラっと変わっちゃったんだよ
いつも笑顔にしてくれる君が。いつも明るいムードメーカーがいなくなっちゃったから
若井には迷惑かけちゃうけど僕は一足先に君の元に行くことにする。待っててね涼ちゃん
「今行くからね
約束、絶対守ってもらうから。破らしてやんないから笑」
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