テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
注意事項
ෆ.人の多いところで閲覧しないで下さい。
ෆ.人に見せたり、紹介したりしないで下さい。
ෆ.ご本人様、関係者、一般のファンの方の目に触れるようなことはしないで下さい。
ෆ.無断転載、引用、スクショ、コピー、拡散、晒し行為は絶対にお辞め下さい。
ෆ.コメントされる際は、ご本人様の名前や、グループ名などの正式名称をそのまま表記せずに(ファンマも禁止)、『伏せ字』や『隠語』を使用して下さい。(※追記あり)
ෆ.伏せ字や隠語を使用していないコメント等は、こちらから注意させて頂きますのでご了承下さい。それでも直らない場合は、通報&ブロックで対応させて頂きます。
※主の作品では、👼🏻🫧⚡️🔪🎨☕️を使います。
▲
上記を守っての閲覧をお願いします。
⚡️×🫧
R15↑
暴力表現描写あり。
喫煙描写あり。
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「ぁー ス✘ゼロ無くなったぁ」
明らかに自身には到底合っていないサイズのTシャツを着ているせいか、華奢な肩が丸出しになっているこいつが空になった缶々を軽く横に振り呟いた。
缶を持つ右手を辿れば、服の襟元から露になった肩周りには歯型や赤い斑点が無数にあり実に痛々しい。俺が言えた事じゃねえけど。
それはきっと俺の歯と照合させればピッタリ一致する事だろう。
「追加買いに行ってくるわ」
は?
ひとりで?
その格好で?
今のあいつの格好は、さっき話したダボダボの俺でもオーバーサイズになるTシャツ1枚と、下は3部丈の短パンのみ。
いくら夏だからと言って、その格好で夜中に出歩くのはどうかと思う。
「俺も行く」
「えーいいよ、⚡️にきの分も買ってくるよ?🫧」
スマホを取りに立ち上がった🫧の後から俺も立ち上がり近くに散乱していたスウェットを手に取る。
上はまだしも、せめて下くらいは長ズボン履いてくれ。
「これ履けよ🫧」
「んー、あー、はい」
俺が何を言いたいか察してくれたようで反論してこなかった。
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「⚡️にき 何いるん?」
「111番」
「おけー…、🫧はスト✘ロ〜」
深夜のコンビニには俺らの前に1人客がいるだけだった。
珍しい、いつもならもう少し客がいるのに。
「⚡️にきお酒はぁ?」
「あー、氷✘かほろ✘いか」
「んふ、かわいーw」
「ぶっ飛ばすぞ」
俺を煽ったあとお目当ての酒を3本手に取り、そこら辺にあった酎ハイを適当に5本ほど手に取った🫧は、俺が持っていたカゴにぽいぽいと放り込んだ。
まだこんなに飲むんかこいつ。
「おつまみ買ってかな」
「お、新しいやつ出てんやん」
「ほんまや!🫧はイカイカ〜」
しゃがみ込んで商品を物色していると、俺らより先にいた中年のおっさんが俺らの方に向かって歩いてくるのが目に入った。思わず、🫧の腰に手を回しこちら側に引き寄せたが時すでに遅し。
「ッわ…!」
「ッぶねー…」
わざと🫧にぶつかってきやがった。
ぶつかった後は「邪魔なんだよ」と捨て台詞を残し、俺らがいた列の商品を取るでもなく、レジの方へ向かっていった。
世の中変な奴も、こんな身近にいるもんなんだな。
おそらく、🫧の事を女とでも勘違いしたんだろう、いい歳した大人が僻みかよ、情けねー。
「大丈夫か🫧」
「うん全然!ごめんな、もたれかかって…⚡️にきこそ大丈夫?」
俺の心配なんていいのに、優しい奴。
無言でこいつの頭を撫でておいた。
_______________________
🫧ₛᵢ𝒹ₑ
___
帰宅して手を洗った後⚡️にきからナイロン袋に入った缶々を受け取る。
「ありがとー」
その後もガサガサと袋を漁っている⚡️にきは放っておいて、早速受け取った缶々を開けると カシュッ と心地好い音が耳に届く。
ぷはーっとひと口飲み干すと、煙たいような、俺の鼻に突き刺すような匂いが部屋に立ち込めた。
反射的に⚡️にきの方へと振り向いた途端、俺の心臓が飛び跳ねた。
嫌な、記憶…、
思い出したくない、のに…、
痛い…、
やめて…、
熱い…、
息があがる…、
アレ、?
息、…、?
どうやって、…してたっけ、…?
嫌だ…、
痛いよ…、
熱いよ…、
熱い…
熱…
「んむッ⸝⸝⸝…?、!」
_______________________
「ん…⸝⸝…ふッ……は⸝⸝……ひゅッ…は、–…⸝⸝」
すっげ…、かわい…⸝⸝
俺の煙草を吸う姿を見て、過呼吸になった🫧。
昔話してくれたっけな、確か…、元カレ?がDV男だったって。
そいつがよく煙草吸うやつだったんだってさ。
前にも俺がそれを知らずに何気なく煙草に火をつけた時もこんな感じになってたな。
俺はそんな🫧の姿に何とも言えないような高揚感を覚え、気づけばそれは下半身に現れていた。
俺が傷を付ける肩周りや太ももには、1つや2つではきかない程の円形の火傷の痕がある。
「はッ…⸝⸝…んんッ⸝⸝…ひゅッ…—ッ…ふッ……ひゅ–ッ…⸝⸝」
呼吸もままならないと言うのに、更に体内の酸素を奪われ、通常では有り得ない呼吸の仕方になってきた。
そんな🫧が可愛くて仕方ないんだ、俺は。
俺から離れようとする体を無理やり繋ぎ止め、しばらくすると、抵抗もなくなり、恐怖に怯えたような目も開かなくなった。
大丈夫。
呼吸はしている。
気絶しただけのようだ。
ゆっくりこいつから体を離し、開けられたもののひと口しか減っていないスト✘ロの缶を見つめる。
「…勿体ね、」
はー、
お前の元カレより更にやばい奴に捕まって、こいつも可哀想な奴だな。
早く、お前の記憶、俺で塗り替えろよ。
残ったスト✘ロを一思いに、今日の出来事そのものを、すべて俺の体内に一気に流し込んだ。
リクエスト謝謝🫸🤛
一応補足👇🏻
円形の火傷の痕は、元カレにたばこでつけられた傷です。
唯一、元カレの痕跡?になるものがソレで、⚡️くんはそこに自分の痕を残しています。
コメント
7件
おおぅ、、、、、、(語彙力無 すごすぎる、、、 初めて見たかも知れない、、、このペぁ、、 推しカプじゃなくてもすらすら読めるように書けるたおちゃんてんさい、!
もう本当にありがとうございます😭このペア自体もちょっと珍しいし、ちょっと歪んだ愛の形とか大好きなんですよ、、