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一気見最高..... でも話の内容がちんぷんかんぷん🫠あたまわるすぎ
どんどん話が進んでいく....! 現在と過去の切り替えが違和感なくて好きです
『彼は殺されました。』
屋上で彼が渡してきたのは一枚の手紙だった。
手紙の内容が何かもわからずに受け取るのは流石に怖かったので聞こうとしたが、視線が手紙に向いている間にどこかへと姿を消してしまったらしい。
片手に理由の分からない手紙を持たされたまま一人残される。
手紙の内容はこうだった。
【3日後に行う肝試しの人数が足りないため、埋め合わせに来て欲しい】
ただそれだけのために手紙一枚分の長文を書くことがあるのだろうかとも思ったが、必死に謝る彼の姿を思い出す脳裏に彼がこの話題を持ち出せるとは到底思えなかった。
埋め合わせのためならと承諾のメールを送ろうとした瞬間手が止まる。
彼が同級生と思われる人物と話していた内容は俺そのものを否定するような言葉だった。
行かなくてもいいのではないだろうか、行ってはいけないのではないか、しかし誘われているのは自分で…
考えに考えた末、彼がせっかく誘ってくれた遊戯に参加しないのは失礼だと思い承諾のメールを送った。
ピコンッ__
『ありがとうございます!!』
3日後の遊戯に自分は参加することになった。
集合時間ともに書かれていた場所に着いたはいいものの誰一人として姿が見えなかった。
ほら見てみろ、言ったじゃないか__
「らだセン」
茂みから出てくる彼の姿が見えると共に、一瞬呼吸が止まった。
返り血のようなものが付いた学ランに赤い液体の付いた口元。
それが僕を見ると同時に上がる。
『遅くなってすいません』
「あれ?ここでページが破れて…あぁいや、何でもないです」
赤い本の最後の表紙を閉じると同時にカーテンが風でなびく。
「…おやおや…「来客」のようですね」
座っていたベッドから腰を離し部屋の扉を開ける彼。
片手には先程の本が軽く握られていた。
ガチャ__
___________________________
「罪悪感?」
固められていた腕を思い切り振り払う。
「仕事」で「彼ら」を殺めてしまった後からはそんなものを感じたことがない。
それ以前になんて、決して…
「あぁそっか「忘れてる」んだった。…しょうがない。本当の「記憶」を見せてあげるよ」
「忘れて…?本当のって、どういうk」
「らだセンは知らなくていいんスよ。目、閉じて下さい」
あの頃と同じ大きい手が視界を塞ごうとする。
月光さへも通さない暗闇が視界に迫ってくるのに、先程まで自由になっていた体が再度金縛りにあったように固まって抵抗ができない。
あ、終わった__
「らっだぁ!!」