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これはある日親に売られ、その後国のイケメン王子に拾われる1人の少女のお話。
「はぁ…あなたは本当に何も出来ないのね。みっともない。我が家の恥さらしよ。」
「申し訳ございません。お母様。」
強く少女は叩きつけられる
「貴方みたいな恥さらしとっとと掃除でもしてらっしゃたったら?」
母は強く暴言を吐き、少女を部屋から追い出す
「はい。申し訳ございません。城の掃除をしてきます。」
「…」
「失礼しました。」
そう言って少女は母の寝室から出てゆく
「お嬢様。本日の茶菓子はどうなされますか?」
「アリス、私お母様に掃除を頼まれてしまったの。茶菓子はまた今度にしましょ。メイド達で分け合って休憩の合間に食べなさい。」
「お嬢様…」
「いいえ。気にしなくていいのよ。私が悪いのだから。」
そう言って少女は服を着替え、掃除へ取り掛かる。少女の家事の腕前は慣れた手つきで素早い。いつものように掃除をしていた少女にある危機が迫る。
「あんな恥さらし我が家に必要ありませんの。とっとと売りさばくのが良くてよ?旦那様」
「ああ、あいつはもう近頃売る。心配するな。」
「ああ、私売られるんだ。もう私の居場所はない。」
数日後、会話を少し聞いていた少女の予測が本当のように、目の前にあったドレス、そしてぬいぐるみなどは全て捨てられ、残ったのは使用人の服。そう、ついに売られるのだ。
「ほら、とってもスッキリしたわ。あなた、早く車に乗っていらっしゃい?もうここに貴方の居場所はないのですから。ほらメイド、この恥さらしをとっとと連れていきなさい。」
「承知いたしました。奥様…」
アリスは、震える声で返事をして少女を車に乗せに行った。
「お嬢様…どうしてっ、どうしてっ、元気でいてくださいっ。これが私から言える言葉ですっ。お嬢様、離れていてもずっとアリスはお嬢様の味方でありたいですっ…!」
「ありがとう。アリス。私もアリスを信じているわ。」
「時間になりました。では。」
そう言って少女は城から旅立った。
「着きましたよ。お嬢様。私はこれで失礼します。ご無事をお祈り致します。」
「ええ、ありがとう。」
「おい。お前か。こっちに着いてこい。お前は今日から209番、これからは名前で呼ばれることはないと思え。」
「はい。承知しました。」
少女はくらい個室に入れられた。雰囲気はどんよりしていて、生活の必要最低限のものしかない。ボロボロの布団、そして、トイレ、机と紙とペンが置いてある。人を売る場所にしては豪華な設備だ。
「お前の部屋はここだ。誰かが拾ってくれたらいいな。あの方に売られるということはそうとうな役たたずだったんだろう。売れるわけもないがな。」
そう、少女の家系は国の中でも2、3に経つほどのお金持ちなのである。
「はあ、これからここで生活していくのね。」
少女はため息を着いた。だが、まだ少女は知らない。この国の頂点に経つ、明暇家の王子に拾われることを…