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タッ…タッ…タッ…タッ……
「…天気いいなぁ」
「雨降り続きだったから新鮮でいいかも」
今日、9月22日 花奏ちゃんの誕生日
私の心臓の音は鳴り止まないまんま
ちゃんと出来るのか、そんな不安な心がずっと鳴り響いてる。
でも、匿名に応援されたから
頑張らないといけない
「っ……ふぅ〜ッ……」
「よしっ!」
「絶対朝から別教室行って会いに行ってやる!」
先生[おぉ、遥乃、おはッ]
「おはようございます!」
先生[……え?]
(何が、何がいじめだよ。)
(絶対に助けてやる)
(だって…)
(1人にはさせないって約束したから。)
ガラガラガラッ……!
「花奏ちゃん!!!」
「…え?」
「ぁ…あれ、?居ない…」
「なんで…ッ…」
「教室…、?」
ガラガラガラッ……
「おはようございます…」
「花奏…ちゃん」
「…いない、?」
その後も、花奏ちゃんが行きそうな場所、移動教室の場所を沢山探した。
だけどどこにも居なくて
私は今までにない以上に焦り果てた
もしかしたら…
来てないだけかもしれない。
先生[おはよう皆〜]
「先生…!」
先生[ん?]
「陽葵さんは!来てないんですか!」
先生[実はな、…さっき電話もしたんだがでなくて、無断欠席…なのか?]
「へ…ッ」
「ぃ、家…いなかった……」
先生[…後で先生達が訪問するから、とりあえず授業を始め…ッ]
ガタッ…
タッ タッ タッ タッ……
先生[?! おい!遥乃!]
もう、授業なんかいい!
どうせこれは小説の世界なんだ!
気をつけてきたけど…
花奏ちゃんを助ける為なら…どうなったっていい!
私が書いた世界なんだ!
この世界で1番なのは私!
そして私が愛しているのは…
花奏ちゃん1人なんだ!!!
音楽室
「花奏ちゃんッ…!」
理科室
「花奏ちゃん…!」
家庭科室
「花奏ちゃッ…ん、!」
技術室
「花奏ッ…ちゃ……はぁっ…」
美術室
「花奏ちゃ…んッ……、!」
体育館
「か…なで…ちゃッ……はぁッ……はぁ…」
「どこにも居ないッ…」
「学校じゃない、?…」
「ッ…探さなきゃ…」
タッ……タッ…タッ…タッ…………
「…そういえば……」
「屋上って…見たっけ、?」
「見てないよね…、?」
「っ……!」
屋上は、私と花奏ちゃんが沢山の思い出を残した場所。
お弁当を食べて
一緒に歌を歌って
誰もいないからって走って
雨が降ってきたら一緒に濡れて
沢山の思い出の場所
なんで忘れてたんだろう?
…早く行かないと!
花奏視点
『ッ…』
『今思えば…私って凄く不安定になってたのかも……』
『大人しく相談してれば…』
『……今更手遅れだよね…ポロポロッ』
ガンッ…
『ッ……へ、?』
遥乃視点
ガンッ……
「なんでッ……なんで開かないの!」
ドンッ…ガンッ……ガンッ……!
「開いてッ……開いてッ……!」
「っ……!」
「開けよぉ゛!!」
ガシャンッ…!
?視点
『なんッ……で』
「っ……花奏ちゃんッ……!」
『なんで…来たの…っ、ポロポロッ』
「なんでッ……て、」
『もうッ…終わらせてよ ぉ…』
『どうせ皆っ……、私なんて必要としてないんでしょ……っ』
『遥乃ちゃんも…っ、…』
「そんなことない…っ!」
「私は…私は……!」
「何よりも花奏ちゃんが大切だからぁッ…!ポロポロッ……」
『ッ…なんで…なんで泣いてんの…っ』
『なんで遥乃ちゃんが泣いちゃうの…ぉポロポロッ』
『私ッ…お腹に…赤ちゃんいるの…っ』
「うん…」
『誰にもッ…いえなくてぇ…っ、!グスッ』
『死にたいしかッ…思えなくて……っ、』
「…気づいてあげられなくてごめんねッ…」
「ずっと…誰よりもそばにいたのに……っ、」
『ううんッ…遥乃ちゃんは…私の事探しに来てくれた』
『止めてくれたっ…』
『だからねッ…嬉しいっ!ニコッ』
「っ…!//// ポロポロッ」
「私もっ……嬉しい!」
『ねぇ…遥乃ちゃん』
「何、?」
『私…生きたくないよ……』
「…」
『もう限界だよ…ッ、もう…ずっと我慢してきた…だから……っ、』
『死んじゃいたいよ…っ』
「…じゃあ私も死ぬ」
『ぇッ……、?』
『ダメ…ダメだよ……っ、!』
「花奏ちゃんが居ない世界で生きる方が苦痛だよ」
「私は花奏ちゃんとずっと一緒にいたい!」
「だから…」
「一緒に死のう、?」
『ッ〜…!』
『うん……っ、…いいの、?』
「うん!その方が幸せ!」
「お、おぉ…高い」
『怖いねぇ〜…』
「…ねぇ花奏?」
『…なーに?』
「好きだよ」
『…私も…好き…//』
「付き合ってください」
『…今言う?///』
「だって言うタイミングがw///」
『えへへっ/// よろこんで』
「…来世では一緒に結婚しようね」
『うん…きっとね』
今思えば、嫌でも生きようって言えばよかったのかもしれない。
だけどね
誰かの死を否定するって、本当は悪いことなんじゃないかって思った
だから否定しないで、一緒に死んだ方がいいのかもなって
自己意見だけどねw
好きな人と心中できるって、凄く嬉しいことなんだよ?
本当は生きてた方がいいのかもだけどね
来世なんてきっとない。
花奏ちゃんの来世はない
私の来世はあるかもしれない
きっと、そんな単純なことを信じてしまうのが人間は幸せなんじゃない?
死のタイミングで告白するのも
最悪なタイミングだからある嬉しさってあるかもしれない
だから希望を抱けるのかもしれない
私はそう思う
ほんとに、夢物語みたいな話だけどね?w
…匿名は怒るかな?
多分怒るだろうなぁw
でもこれが私の選んだ道なんだよ
だから怒らないでね?
感謝してるからさw
『…遥乃ちゃん?』
「んぇ?ぁッ……ご、ごめん!」
「…逝こっか」
『…私、少しまだ怖いの』
「ぇ?」
『でも…遥乃ちゃんとなら大丈夫だって思えてるの』
『…ありがとう』
「どういたしまして…///」
「…花奏ちゃん」
『ん?』
チュッ……
『んッ…///』
「ん…」
『…ほんとにっ…///』
「なにぃ?ニヤニヤ」
『…なんでもない///』
「ふふっ…w」
「…じゃあ、飛ぶよ?」
『…はい』
タッ……タッ…………
トタッ…
ねぇ花奏ちゃん
愛してるよ
「…ん、」
「…あれ…生きてる、?」
【死んでる!!】
「うわぁッ…?!」
【なにやってんの!!】
「…ふ、不可抗力」
【そんなわけないでしょ!】
【バカ!!】
「ぅ゛ぐッ…」
「…花奏ちゃんは?」
【…お前と一緒に心中したよ】
【もう手遅れ】
「……そっか」
「あー、じゃあもう現実世界でも死んでんのかぁ〜…儚い人生」
「ま!やり残したことは無いけどさ」
【…何言ってんの?】
「え?」
【ここは小説の世界】
【現実世界とはまた別なんだよ?】
【現実世界では生きてるよ、お前は】
「…」
「はぁあああ?!!」
「じゃッ…花奏ちゃんとは…もう……」
【…馬鹿なことしたね。】
「最悪…」
運営【ほんとにねぇ〜?】
「バビバババ?!!!」
「誰?!!」
【ッ?!運営…!】
「運営?!」
運営2【やっほー!匿名くんっ!遥乃!】
運営3【初めまして】
「あ、どうも…」
【何しに来た…】
運営【挨拶にな】
運営【最後まで会わないなんて卑怯だろ?】
【それは…】
運営2【いやぁ可愛いねぇ遥乃!】
「そう?」
運営3【うんうん、2番目に可愛い】
「あ、やっぱ1番目って匿めi」
【だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!///】
【もう帰れお前!!///】
「えぇ…最後だって言うのに…」
【うるさい!たまには夢に出てきてやるから!帰れ!///】
「はいはい、寂しくなっても逢いに来てやらないからなー」
【ならねぇよ!!!///】
運営【またなー】
運営2【まったねぇー!】
運営3【またね。】
パタッ…
「ん……」
「…?!」
ガタッ
「…家…?」
「私の部屋…」
「原稿用紙…参考本…」
「…ほんとに戻ってきたんだ…」
ザーッ……ザーッ…
「……雨…か」
「…少し外出てみよっかなぁ」
「うわ、なんか懐かしい」
「特に変わってないなぁ」
「…てか時が止まってるから変わってないのも当然なのか」
「…少し、寄り道しよ」
「…ここの公園…あのシーンの参考場所なんだよなぁ…」
「ここで雨宿りなんて…してなかったくせ…に…………」
「…ぇ……、?」
カサッ……タッ……タッ…
『…?』
『へ…ッ?』
ぎゅっ
ドサッ…
「花奏ちゃんッ……!」
『…遥乃…ちゃん、?』
『…遥乃ちゃん…っ!!!』
ザーッ……ザーッ…………
【…こんなことしてよかったの】
【花奏を現実世界に召喚するなんて】
【運営でも限られてることはあるでしょ?】
運営【まぁね】
運営3【シリーズ終了おめでとうっていう俺らのほんのした気持ちだよ】
【…訳わかんない】
運営2【まぁまぁ〜匿名くんにも報酬はあるよ?】
【…報酬?】
運営【それはだなぁ?】
カランッ……
【…紫の…ペンダント……?】
【!…この称号って…!】
運営【おめでとう匿名】
運営【今日からお前は運営の一員だ】
【っ…!ポロポロッ】
運営2【あーもう泣かないのぉ〜よしよし】
【だってぇ…っ!グスッ】
運営3【さ、お前の手続きしに行くぞぉ】
運営【イェーーイっ】
運営2【行っくぞー!】
【ッ……うん!】
この後、遥乃ちゃんは花奏ちゃんと付き合って同棲を始めて
匿名は新しい運営として4人で幸せを実感してるとか…
ピギャァァァァ!
完結です!!テッテレーテッテッテッテッテレー!
いやもう…没です
ごめんなさい最終話のくせに。でも僕なりに頑張ったし満足してます デヘッ
いやぁ長かった…でも楽しかった
合計いいね数300もありがとうございますすすすすすすすすす!
彗星の方も頑張りマッスル!
あと…新しい作品、出します
デュフッ
そして今回超長編集でげす!
いやっはー…疲れた。
しかも今回2回出てるしさ。ヒマスギタ。
もう…これを1話でも見てくれたよって方最初から最後まで見てくれてるよって人もありがとうございます!!!
これからも無名さん頑張りますのでよろしくーーーーーん!!
とりあえずここまで見てくれてありがとう!
超絶喜びのー!!!!
おつにだんごーーーっ!!