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登場人物 水霧唯(みずきりゆい)、双葉丹理(ふたばあかり)
私はいつも入院していた
たまに学校に行けることはあったけど、
まったく馴染めなかっただけど、私と友達になってくれる人が一人いた水霧唯女の子だった
私は唯ちゃんのことが大好きだった、でも、唯ちゃんは毎回会うたび
「僕はさ、丹理ちゃんのこと、大好きだよ!」
と言ってくれていた
人間は皆愛を求めるもちろん私も例外じゃない、だから嬉しかった初めて言われたときにすごく救われた
私は、両親に愛されていないから、
だから、言ってくれるだけでも嬉しかった
唯ちゃんは陽キャだ、だけど、明るすぎてみんなに嫌われるほんとに理不尽な世界だ、
私だって何回も死にたいと思った、でも、唯ちゃんが大好きだから死ななかった悪魔の子、悪魔の目とかなんとでも言われるこんな世界でも唯ちゃんが居るなら生きていたいって思えたんだよ
私は、学校に言ったときだいたい早退する、心臓の病気が急に悪化してしまうことが多いから、助かる可能性はほぼ0に等しいんだ、だから、私は、唯ちゃんに「大好きだよ」なんて言えないんだ、だから、愛を伝えるとしても最初で最後の愛の言葉だろうと思う
僕は、丹理ちゃんのことがすごく好きだ
いつ死んでしまうかわからなくて怖いだから、
早めに愛を伝えていたなのに、「またまた~」とか
「お世辞ありがとう!」とかしか返ってこなくて、
僕は、こんな理不尽な世界でも丹理ちゃんさえいれば
理不尽なんてなんてことないって、思えたよ、
でも、丹理ちゃんはどうなんだろう、
何回もお見舞いに行って迷惑じゃないかな、
僕、嫌われてないよね、?
そんな不安が何度遮ったことか、
僕もできることなら丹理ちゃんのドナーになりたい、
だけど、それはできなかった、
別に面倒でもやりたい、だけど、何千、何万人もの人がドナーを探している
だから、なのと、血液型が違うんだ、
僕は、AB型なのに、丹理ちゃんはO型なんでこんな都合良く違うんだろう、って、何度思ったことか
僕は、死んででも丹理ちゃんを救いたい
大好きだから
今日は特別体調が悪い、もしかしたら死ぬのかもしれない、
なら、唯ちゃんに伝えたい、この気持ちを
私は、唯ちゃんのことが、大好き、愛してる、でも、それは果たせないいつ死ぬかわからないんだからでも、それは自分の声で、言葉で知らせたい、紙でも電子機器でもなく
私の口から
だから、看護師さんにお願いしたんだ
「もし、私が死にそうになったなら水霧唯さんを呼んで欲しいです。」
と言って私は、看護師さんに唯ちゃんの電話番号を渡した
愛の言葉が最期でなければもっといいのにな、でも、運命だから、私が15歳の誕生日で死ぬのは今は14歳だけど
あと1ヶ月で15歳私は、死ぬ、最期がくるそれが早くてもおかしくはない、私は、普通より早く死ぬのが運命なんだから私は、人生で一人からしか愛情をもらえなかっただけどその一人が水霧唯、唯ちゃんだからそれで満足。
私は、どんな世界でも転生したら唯ちゃんと一緒になれば無敵な気がするんだ
一応遺書にはそう書いておく言わなくても、唯ちゃんならわかってしまうかもしれないだけど、私が伝えたい、
転生しても、一緒だよって、たとえ転生しなくとも
私は、見守るよって、
唯ちゃんには余命のことは伝えていない
「ウッ、」
ヤバイ、これは、今までのレベルじゃない
ナースコールを、押せない、どうしよう、手が動かない
何も感じなくなってきた、
「双葉さん、ゆうしょ、ふ、双葉さん!?」
意識が、、あぁ、最期にでも唯ちゃんに愛を、
丹理ちゃんが、、死んだ、?
そんな、どうして、余命宣言はまだされてなかったんじゃ、いや、僕を安心させるためにもしかして、
結局、僕は、最期に付き添ってあげることもできなかった、僕は、苦しみ、もだいた
そんな、そういえば、なんか、その手紙と共になんか、
紙切れが来てたような、
「こ、これは、」
丹理ちゃんの、、遺書?
早くみなきゃ!私は、早速見た
『唯ちゃんへ、双葉丹理より、
この手紙が送られてきたとき、私はもういないでしょう。
最期に会えてましたか?会えてなかったら、最期にせめて、会いたかったです、
私は自分の口から伝えたかったことがあります
もし、会えてなかったら、わからないと思いますが、私は唯ちゃんのことが、大好きです、愛しています。
私は寿命が僅かなのでこんな最後になってしまいたが、唯ちゃんと話した瞬間、内容、全部唯ちゃん関連のことなら覚えています。
そして、私は死んでしまっていますが、
私は転生しても、唯ちゃんと一緒になれることを祈っています。以下略』
僕は、自然と涙が零れてきた
丹理ちゃんも慕ってくれていた嬉しさともういないということがはっきりわかってしまうという絶望感が重なってこれまでで一番泣いた
そして、僕にはもう生きる意味がないから
死ぬことにしたこれで、転生すれば、きっと丹理ちゃんと一緒になれると、そう願って
起きたら、見覚えのある病室の前にいた
あれ、おかしい、僕は、死んだんじゃ、
でも、丹理ちゃんにまた会えるかもしれない、そんな、淡い期待もあり、僕は、病室に入ったそこにはまだ生きている丹理ちゃんがいた
僕は、抱きついたそして、彼女の胸元で泣いた
「丹理ちゃん~!生きててよかった」
彼女は困惑の様子を見せ
「わぁ、唯ちゃん、どうしたの?」
あっ、え、そうだまずは状況を整理しなきゃ、
まずは僕は、死んだはずなのに彼女の病室の前にいたそして、丹理ちゃんが生きていたのがすごく嬉しくて泣いて、困惑されて、
もしかして、タイムループ?
つまり、救うことはできないけど最後に会うことは可能ってこと、
やったー!最後の悲願を叶えることができるという嬉しさ
「えーと、さっきからどうしたの?唯ちゃん、看護師さんから私が死にそうって連絡が入ったの?」
あぁ、一人で喜んだりして、変だよね、
「いや、ちょっと勘で丹理ちゃんが死にそう!?って思って、」
「そうなんだ、ありがとう!でも、死んでないから大丈夫だよ」
「うん、ほんとによかった、」
僕は、本当に死んでないのが嬉しすぎてまた泣いてしまった
そして、少しお喋りして帰った
本当はもっと話したかったでも、迷惑かもしれないから
僕は、まず思い出した
確か死んでしまったのが、1月8日で、丹理ちゃんの誕生日が2月8日、丁度1ヶ月違い、なら、まず誕生日プレゼントはどうしよう、
1月7日に渡せばいいか、
それで、何時だっけ、15時23分58秒、つまり、1月8日15時に病室に行けば丁度いい、あと、3日後か、
近いようで遠いな、
でも、それが嬉しいこれから、といっても3日しかないけど毎日お見舞いに行こう!
そして、1月8日になり、
もう、命日、もっと一緒にいたかったなぁ、
多分、丹理ちゃんはいつか終わると気付いた日から死へと秒を呼んでいたんだと思う
「丹理ちゃん!会いに来たよ!」
「唯ちゃん!ここ連日来てるね!学校は大丈夫なの?」
「大丈夫!丹理ちゃんのためなら単位取れなくて留年になってでも会いに来るよ」
僕は、最高の最期にしてもらうために
学校なんてどうでもいい、必要性を感じない
先生の意見を述べられてそれが正論化されて終わりなんだから
だから、別に単位取れなくても勉強くらいできる
「ありがとう!」
その笑顔が見たかったもっと、命日が先だったらもっとこの笑顔が見れたのに、もう、数分後にはこの笑顔がなくなってしまうんだ
「ウッ、」
「丹理ちゃん!?」
「ゴメ、これで最期、かも、」
ゼエゼエ言いながら丹理ちゃんは話を進めてくれる
「私は、唯ちゃんのことが大好き、愛してる、だから、」
丹理ちゃんは私の両頬に手をおいて
最期にキスをして、亡くなってしまった
僕は、最後のキスが忘れられない思い出になった
そして、私は丹理ちゃんがいない絶望感で3日後に自殺した
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