ATTENTION⚠️
●鳴保付き合ってます
●ギャグ?
●キャラ崩壊
side【鳴海】
第1部隊の慰労会。
酒を呑んだり、食事を楽しんだり、他の隊員と喋ったり。
各々がやりたいこと、好きなことをしていた。
そんな中、1人の隊員がボクに近づいて聞いてきたのだ。
「鳴海隊長って、恋人いるんですか?」
思わず飲んでいた水を吹き出した。
「うわっ汚ねぇ!」
「うるせぇ」
「で、いるんですか?」
机に飛んだ水を拭いていると、何人か気になったのか期待の眼差しで見つめられた。
「…そんなに気になるのか?」
「「はい!!」」
どうやら皆ボクの恋愛事情が気になるようだ。
直接ボクに聞いてるのは数人だが、聞き耳を立てている人がたくさんいる。
「……まぁ、恋人いるけど」
「「え!?」」
予想外の答えがきたようで、聞き耳を立てるだけだった隊員も皆こっちを振り向いた。
「誰ですか!?」
「どんな人ですか!?」
「恋人らしいことしました?」
気になるのか、たくさんの隊員が詰め寄って質問してくる。
「恋人に自分の情報はなるべく他人に漏らすなと言われた」
「えー隊長のケチ」
「なんでだよ」
『あいつ』のことだからな…
「まあ恥ずかしいんだろうな。」
「確かに鳴海隊長くらいの人と付き合えるなんてすごいですもんね」
東雲小隊長がうんうん、と頷きながらそう呟いた。
「ボクは別にバラしてもいいんだけどな……」
「えーじゃぁ教えてくださいよー」
「だから相手が許してくれないんだよ…」
そう言うと、「恥ずかしがり屋のお相手さんですね〜w」などと茶化す者が数名。
「まぁ、恥ずかしがり屋…か」
「鳴海隊長の恋人気になる〜!!」と各地で声が聞こえてきた。
そしてふいに思い出した。「恋人がいる」ということも話すな、と言われていたことに。
……やってしまった。
「……あーもう、その話はやめろ!!」
ボクはそう怒鳴って、近くにあった日本酒に手をつけた。
照れ隠しと罪悪感を無くすためだなんて、他の隊員には知られたくない。
side【保科】
「鳴海隊長、恋人いるらしいぞ」
あんの人……バラしたな……
なんて思っていると、ふと小此木ちゃんが不思議そうにこちらを見てきた。
「保科副隊長?顔が強張ってますけど」
「あぁいや、なんでもあらへんで」
なるべく自然な笑顔を装った。
帰ったら説教や、なんて思いながら再び報告書に目を通した。
side【鳴海】
「鳴海隊長、バラしてくれたらしいですね?」
わかる。完全に怒っている。
声がいつもより低い。顔も笑っているように見えて、ものすごく怖い。なんなら怪獣を倒す時の眼をしている。
日本最強のボクでさえ、怒っている保科には勝てない。だから今こうして土下座しているわけで。
「あれだけバラすなって言いましたよね?」
「……はい」
「まぁ名前出さへんかっただけ許したるわ」
「………すみませんでした」
「よろしい」
保科の機嫌をなおすのに2時間の時間を要したのは、黙っておこう。
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