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な、あ、え、ん な、(( なんでこう推しカプばっかりああああああああああ(( ありがとうございます(冷静)
「おらふくん、今からおらふくんち行ってもいい?」
ぼんさんからLINEがきた。
「いいですよ、待ってます」
と返す。
ぼんさんが企画で大阪に来て、初めて会った時からぼんさんはよく僕の家に遊びに来るようになった。
来る、といっても別になにかするわけではない。
普通にゲームして、話して、普通に帰っていく。
多分ぼんさんにとっては僕はただの友達みたいなものだったんだろう。
でも、僕はぼんさんが遊びに来るようになってから、なんだかぼんさんを友達だと思えなくなってしまった。
なんか、顔を見るとドキドキ?というかなんというか、かっこいいなぁっていう気持ちが溢れていくというか。
それをおんりーに言ってみた。
もちろん相手がぼんさんなのは伏せて。
そしたら
「それっておらふくんその人に恋してるんだよ。」
「実ると良いね、その恋。」
だって。
それを言われてから余計に最近はぼんさんのことを気にするようになってしまった。
でも、ぼんさんはきっと僕をそーゆー目で見ていない。
だから僕は今日も自分の気持ちに蓋をして二人きりの部屋で話す。
「おらふくーん、きたよー」
「あ、ぼんさん!入ってください入ってください」
「おじゃましまーす」
「今日はなにします?」
「あー….ゲームする?」
「そうっすね!マリカーでもしますか!」
「…そうね!やろっか!」
「あー!負けたー!」
「やったぁ!ぼんさん今日なんか調子悪くないすか~?」
「….そ、そんなことないよ。」
「?」
「た、タバコ吸ってもいい?」
「あぁ、いいっすけど灰皿無いですよ?」
「あー…屋上とか、入れない?」
「あ、入れますよ!僕も行ったことないですけど、行ってみたかったんですよね!」
「…じゃあ、いっしょにいこっか。」
「はい!」
「わぁ!風が気持ちいいっすねぇ!」
「そーだねー..,.」
そう言ってぼんさんはタバコに火をつける。
風で火が消えないように手で覆いながらすこしかがんでつけるその仕草がどこか色っぽい。
「…おらふくんはさ、彼女とか、いないの?」
「…いませんよー!この前も言いませんでした?」
「…そっか。気になってる人とかは?いないの?」
「どうしたんすか?今日やたら恋バナしたがりますね?」
「….そーゆー気分なのよ。」
「…気になってる人…ですか。」
いますよ。
僕の目の前に。
そういえたらどんなに良いか。
「…そう言うぼんさんはどうなんすか?気になってる人、いるんですか?」
「…いるよ。」
目の前が真っ暗になった。
「へ、へぇーそうなんすか!ちなみにどんな人なんです?」
焦って聞いてしまった。
興味なんて無い。
なんなら聞きたくないのに。
「….笑顔がかわいくて、天然な子。」
「へぇー…..」
「あとゲームが上手。」
「…ふぅん。そうなんすねー…ぼんさんらしいっすねなんか。」
なんとなくなげやりな返事になってしまう。
知りたくなかった。
「うん。すっごい俺好み。」
そう言うぼんさんはちょっと顔を赤らめて、嬉しそうだ。
もう聞きたくない。
「すいません、俺今日ちょっと用事があったんでした!そろそろ時間なんで、行ってきますね!鍵渡しとくんで戸締まりして好きなタイミングでかえってもらって!いや本当すいません!」
「えっ?あ、そ、そうなんだ..,.じゃ、じゃーね。」
ぼんさんの顔も見ず走り出してしまった。
特に用事なんてないのに。
行くところが思い付かなかったから、近くのマックに入って、おんりーに電話をかけた。