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「ねぇ!健太さん!この後、一緒にご飯食べに行かない?」
詩はいつもと同じようにディナーのお誘いをする。
「え、詩ちゃん!?全然いいよ!!!」
詩の綺麗な顔に惹かれ、そこら辺の男どもはすぐに引っかかる。
「本当に!?嬉しい!!!じゃあ、20時にじゅうじゅう居酒屋でも大丈夫?」
「うん!全然いいよ!!!楽しみだなぁ!」
男は詩の誘いを嬉しそうに受け取った。
「じゃあ、決まりだね!!!また、じゅうじゅう居酒屋で!」
詩は、嬉しそうにオフィスを出ていった。
仕事が終わると詩は早速、じゅうじゅう居酒屋へ向かった。
「ふう。今は19時45分か。」
詩は15分前に待ち合わせ場所に着いた。
「詩ちゃ〜ん!!遅れてごめんね!」
男は申し訳なさそうに手を合わせながら言った。
「全然大丈夫!じゃあ、早速入ろっか!」
まだ20時なのに沢山の人で賑わっていた。
「もう、沢山人いるね」
「そうだね!健太さんはどこ座りたい?」
詩は男を覗くように聞いた。
男は顔を少し赤くした。
「ど、どこにしよっか!あそことかどう?」
男は指を端っこの席に指した。
「そうだね!」
席に座ると早速メニューを見た。
「何頼む?やっぱり、最初はビール?」
男は詩に確認した。
「そうだね!じゃあ、頼んでもらっても大丈夫?」
詩はニッコリと言った。
「全然、いいよ!じゃあ、頼むね!」
男は嬉しそうに返す。
「ありがと!」
「すいませーん!!ビール2つください!」
男は店員を見つけると早速声をかけた。
「はーい!!!」
男に声をかけられた店員は元気に言った。
「健太さん!何食べる???」
詩はメニューを見ながら男に言った。
「やっぱり、ビールには塩辛と枝豆だよね!」
男はおしぼりで手を拭きながら、詩に笑いながら返す。
「そうだよね!じゃあ、さっき頼んでもらったから、今度は私が頼もうかな?」
詩は微笑みながら、男に聞いた。
「頼んでくれるの?ありがとう!じゃあ、お願いしようかな。」
男は詩の顔を見ながらニコニコとお願いした。
「すみませーん!!」
詩は近くにいた店員を呼んだ。
「はい!ご注文はいかがですか?」
店員は、快く聞いた。
「えっとぉ、枝豆と塩辛を2つずつ!」
詩は手で2つと表しながら、店員に言った。
「はい!では、少々お待ちください!」
詩の注文に店員はすぐに返した。
少しすると、ビールと頼んだつまみが届いた。
「詩ちゃんは、次リーダーやるんだってね!」
男は、ビールを片手に枝豆を食べながら、少し酔いながら詩に聞いた。
「そうなの!!こんな私ができるかわからないけど…」
詩は頬を少し赤らめながら、男に言った。
こんな、何気ない話をビール何本か開けるほど話した。いつのまにか、賑わっていた居酒屋が少し落ち着いていた。