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それは雨の日のことだった。
10月31日。世の中はハロウィンというイベントで大層賑わっていた
虎杖悠仁、1人を除いて…
「なんか…、俺ってハロウィン嫌いみたいなんだよ」
「ほう…、どうしてだ。」
「いやぁ、本当に自分でもわからんくて」
「…そうか、でもハロウィンの日に病気に来るとは気の毒だな」
「しょうがねぇじゃん。俺不治の病なんだし。」
「ケヒッ、そうだったな」
「バカにしてんだろ…」
「バカになどしていない、ただ間抜けそうな顔 が滑稽だと思っただけだ」
「それをバカにしてるって言うんだよ。」
虎杖悠仁は生まれながら病気があった。
今まで必死に耐えながら生きてきて今年で15歳。
そんな少年は生まれた頃からいつも診てもらっている先生がいた。
スクナという医者。年齢、出身地、苗字
名前以外はほとんど教えてくれず、意地悪な医者だったが虎杖悠仁は医者のことを…
「…なぁ、先生。先生ってさ彼女とかさ…いるの?」
「いると言ったらどうする」
「えぇ!?いるの!?」
「いないが。」
「…へ、へー、そうなんだ。」
「やけに嬉しそうだな」
「え、まあな」
虎杖悠仁の気持ちにスクナは気づいていた。
自分に恋心を抱いている。
女に対して興味のないスクナは男でも喰いごたえがあればいいと思っていた。
しかしスクナはある目的があった。
それは…
『虎杖悠仁を殺すこと』
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