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(´ω`)←これ好き
自分がにわかなのが悪いけど、 人物の特徴と口調(特に運営)を ちゃんと掴めて、それを文章化 できてるのすごいなぁ....🤔
あの後、僕らは家へと帰った。
帰り道ぐちつぼが本当は自分が依頼したのだと白状してくれたものの、肩を窄める彼を、誰一人として咎める者はいなかった。
無事に家に帰ることが出来たと同時に話があるとぐちつぼを部屋へと呼び出す。
ドアの隙間から好奇心で覗く彼らにとって、さほど面白い話でもないだろう質問をぐちつぼへと向ける。
「純粋な疑問なんだけど、僕に友達がいないって知っていながらどうして彼らが生きてるって知ってたの?」
現に「お友達」の話題が出た時、彼、ぐちつぼはそのことを知らない様子だった。
友達と知らないながらになぜ僕自身が彼らを求めていたことを知っていたのか。
どういう経緯で僕らに依頼を申し出たのか。
正直、気になることが山積みだった。
「あぁ、それは簡単なことですよ。彼らが話してたことを聞いたんです」
「つまり盗み聞きってこと?」
小さく嘲笑してやると冗談混じりで怒る彼。
「人聞きの悪いっ、堂々と横で聞いてましたよ!!?」
ドアの隙間から見ていた彼らが部屋の中へと足を踏み入れる。
「嘘や、俺らがあの館内に滞在してた時には確かに誰もおらんかったはずやで」
「僕も隅々まで探索したつもりだけど…人の影なんて無かったよ」
きょーさんやコンちゃんが頭を抱えながら言うそれらの情報にふと、一つの仮説が浮かび上がる。
「…もしかしてだけど、姿消してた?」
仮説を口で唱えると同時に彼の肩がピクリと動いた気がした。
「相手が認知していなければそれはもう盗み聞き判定なんじゃ無いんですかぁ〜?」
訳がわからないと言う風に両手を広げて見せてみては、彼は図星を突かれたような、豆鉄砲を喰らったような顔をする。
彼の後ろではいつ来たのかレウさんが両手をブンブンと振り回していた。
何が言いたいのか正直分からなかった点もあったが、もうこの際仮説のみで語らせて貰おう。
「まぁ俺はこの件に深く関与してない訳だし?この「お方」は君らに任せるとしよう」
「丸投げじゃねぇかっ!!」
思わずツッコミを入れるレウだが、この判決に文句がある訳では無いらしい。
むしろこちらの方が嬉しかったと、ほころんだ顔がそう物語っていた。
「じゃあ俺は仕事に行って来ま〜す」
一件落着とは行ったものの、俺にはまだやるべき事があった。
出来過ぎた後輩を持つと厄介だな…w
おまけ
「キョーサンどうするノ?」
「ん〜…」
「レウさんがらっだぁに身振り手振りで任せて貰ったんでしょ?ならレウさんに任せれば…」
「そんなぁ…(´ω`)」
「らっだぁ自身に危害を加えてはいない訳だし…なんなら支えていた存在な訳やもんな…」
「無罪判決をクダス」
「お?じゃあ僕もみっどぉに賛成〜」
「俺も俺もっ!」
「…んじゃ、」
無罪判決で決定やな…w