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雷亜「は?起きて…てか何言っt」
梨々「いやw分かってるんでしょ?
白々しいなぁw」
イザナ「龍?お前何を」
梨々「だぁかぁらぁ〜 」
不良達が見るとそこには普段、絹のような白髪に宝石の紅玉のように綺麗な瞳をした梨々ではなく、髪先が赤黒く染まり黒く濁ったような瞳をした、まるで別人のように変わった梨々だった。
雷亜「ッ!」
武道「ッ龍!目を覚ませッ!
こんなのッお前じゃなi」
武道がそう言いかけた時、
梨々「俺じゃないって何だよッ!」
龍は泣き叫んだ。
あぁ、もう止められない。俺が壊してしまったから。
梨々「こんな事ならッ私なんてッ(泣)」
一虎「え、私?今、私っつったか?コイツ」
梨々は自分の失言には気付いておらず、コンパクトナイフをポケットからバレないように取り出す。
梨々(大丈夫、どうせここで死んだって私はッ)
パシッ
その時だ。千冬が龍の、梨々の異変に気付き、梨々の手を抑えた。兄ですら、幼馴染ですら気付かなかった、誰も気付かなかった妹の異変に。
千冬「そのナイフ、何に使うんスか」
梨々「…何で」
そう、梨々が自傷用にポケットに忍ばせているナイフに、千冬だけが気付いたのだ。
千冬「やっぱり、その目」
千冬が静かにそう呟く。
千冬「怖いんでしょ?俺達を信頼出来ない
自分が」
梨々「あ…」
千冬「服と包帯で上手く隠してますけど、 隠す ならもう少し分かりにくくしないと」
梨々「あ、あぁ…(泣)」
恐怖か、絶望か。梨々の涙は止まらなかった。
そんな梨々を千冬はそっと抱き寄せた。
梨々「…だってッ小さい頃からッこんな生き方でツ何が間違いでッ何が正解かなんてッ 分からなッ…(泣)」
千冬「うん」
梨々「あの日みたいにッ全部が全部ッ
敵に見えそうでッだからッ(泣)」
千冬「うん、怖かったんだよね」
梨々「ヒック、うわぁぁぁぁぁん(泣)」
千冬に本音を話している内に恐怖心や罪悪感、辛さや悲しみが溢れ出てきたのだろう。
梨々は、声を上げて泣
しばらく経った後、泣き疲れたのだろう。
急に膝から崩れ落ち、眠りについた。
そんな梨々を千冬は優しく受け止めた。
千冬は梨々の髪を撫でながら言った。
千冬「多分、自傷の癖がついてるんスよ。
この子」
雷亜「…」
千冬「雷亜さん、知ってたんですよね
自傷の事」
雷亜「俺は、俺には、この子を止める資格なんて無いから…」
千冬「だから放置してもいいと?」
雷亜「それはッ…」
そして、千冬は勢いよく俺に掴みかかった。
千冬「アンタ兄貴だろ!兄貴なら!妹が苦しんでんだから手を差し伸べてやれよ!お前の中のこの子は!そんなどうでもいい存在なのか!」
俺は思い出した。
あの日、遅くに帰ってきた妹が、泣きじゃくって
梨々「女になんか生まれなきゃよかった!(泣)」
と、自分の性別のせいで起きた事を嘆いていた事を。自分の存在を否定していた事を。
雷亜「…話してみるよ、今度はちゃんと。
もう道を間違えないように」
千冬視点
しばらくして
梨々「んぅ…パチッ)」
千冬「目ェ覚めたか?」
梨々「ここどこぉ?」
千冬「お前ん家、んでここはお前の部屋」
梨々「…おうち?」
梨々が気絶した為、全員が一旦、雷亜さんと梨々の家にお邪魔する事になったのだ。
千冬(寝ぼけてる…可愛い…)
梨々は俺の膝から目を覚ましたが、まだ眠いのだろう。目が半開きになった状態でふらふらとしている。
梨々「ふわあぁ…膝枕あったかい…好き…」
千冬「おいおい💦」
梨々「んぅぅ…」
その瞬間、俺は初対面の時から思っていた事が口から出ていた。
千冬「…起きて意識はっきりしたらまた言うけどさ、俺」
その瞬間、相棒含む梨々の兄貴の雷亜さんと幼馴染組以外は固まっていた。
雷亜「…え?」
場地「は?」
一虎「ひ?」
ドラケン「ふ?」
三ツ谷「へ?」
蘭「ほ?」
鶴蝶「…千冬、幸せにしてやれよ」
武道「うん、千冬ならいいわ。取られても」
八戒「異議なし」
梨々「んぅ?なぁのはなし?」
武道「梨々はまだ寝てな」
梨々「はぁい…」
イザナ「おい、眠気でIQ下がってる奴に求婚すな」
梨々「でも、なんだろぉ」
梨々「しゅきってむずかしいねぇ…
とりあぇずねむぃ」
武道「…俺、知らないからな千冬」
千冬「え?相棒?」
八戒「頑張れ、雷亜さんに許可貰うの大変だから」
千冬「ちょっと待って、助けて」
雷亜「え、りっちゃん?好きって何?
表記間違えたんだよね?隙の方だよね?」
マイキー「千冬、許さねぇ…」
イヌピー「撲殺…?」
梨々「んむぅ…うるしゃい…」
雷亜「りっちゃん?さっきのどゆこと?」
梨々「おにぃ、うるしゃい…梨々ねむなのに…」
ドラケン「完全に寝ぼけてんな」
梨々「うるしゃい…もうこれで黙ってて…」
チュッ(雷亜にキス)
雷亜「…寝ぼけて兄貴にキスすんな。
罰としてもう一回しろ」
梨々「キモ…恩着せがましい…」
雷亜「あ?💢」
梨々「早くシスコン直して…私もう武ちゃんと同い年…いつまでも子ども扱いしゅんな…」
千冬(噛んでる…可愛い…)
梨々「うるさいから口塞ぐ、黙ってて…」
雷亜「は?!ちょッ、んぐッ」
チュー、モグモク
雷亜「ひほのふひんなは、はへんは」
訳)人の口ん中、食べんな
梨々「んー…」
雷亜「ひーひ(りーり)」
プハッ
梨々「んー…不味い…」
雷亜「人の口ん中食べようとしといて不味いはないだろ」
梨々「じゃあ武ちゃんにするぅ…」
武道「は?!///馬鹿お前ッ///」
グイッチュッ
梨々「んぇ…?」
武道「え、ちょ…」
八戒「ち、千冬…?」
梨々「…?…?!、??!!///」
ヂューッ!
梨々「ん”ー!///ん”ん”ー!///」
プハッ
梨々「ふぇぁ??///???///)チカチカ」
千冬「美味かったか?」
梨々「…武ちゃんかはっくん」
武道「何?」
グイッチュッ)2人にキスをする
武道「…へ?」
梨々「口直し(˙⩐˙ )帰るわ」
スタスタ