おんぼん

※同棲設定

※短い

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「….ね、ねぇ、おんりぃちゃん。」

「はい。なんですかぁ？」

「な、なんでさっきから俺の肩揉んでんの？」

「なんでって…こうしたいから、ですかね？」

「そ、そっかぁ…」

そういいながら、おんりーちゃんは俺を椅子に座らせて肩を揉む。

配信が終わって、なんか飲んでから寝ようと思っていたら声をかけられた。

まだ起きていたのか、と思ったが、よく見るともうパジャマで少しトロンとした目なのでさっきまで寝ていたっぽい。

起こしてしまったのは申し訳ないが、これは一体どういう状況なんだろうか…

「も、もお…どしたの？いつもこんなことしないじゃん。」

「…たまぁに、こうしたくなるんですよ。」

「…ふーん。」

「…いや、でしたか？」

「い、いやじゃないけど…その、んっ….」

「なんです？」

「く、くすぐったい…というか…」

さっきから肩、というより肩甲骨の間？みたいなところを指で押されてるんだけど、

なんかすっごい擽ったい。

ちょくちょく変な声が漏れちゃうからやめてほしい。

「あ、力入れないでください？ほら、力抜いてー…」

「ち、ちから抜いてって言われても…ぅんっ」

反射的に力が入ってしまう。

「結構こってますね、お疲れですか？」

「ま、まあ最近ちょっとねー…さっきまで座りっぱで配信やってたから…ぁんっ…！」

「ほら、ここ。分かります？気持ちいいですか？」

またなんか変なところを押される。

「う、そこぉ…ぐりぐりするの、や、だ」

「んー？擽ったいですか？」

「う、…くすぐったぁ…いっ…」

「あ、ほら。また力入れちゃってますよ。」

「わ、あっ….も、んん…ちょ、や、やめ、そこ肩じゃないって…！」

「ああ、すいません。腰、弱いんですね。」

「よ、弱いってわけじゃ…」

「そうですか？ちょっと触っただけなのに、こんなに声でちゃってますけど？」

「も、もお、そこばっか触るのやめてよおんりーちゃん！」

さすがにもう堪えられないので、振り向いておんりーちゃんの腕をつかむ。

「もぉ。」

「….残念。じゃあやめます。」

おんりーちゃんが両手を上げて降参、見たいなポーズをする。

「そーして。擽ったかったから！」

「…はぁい。」

「…でもまあ、肩凝りは取れてるっぽいんだよなぁ…今度またやってくれる？」

「…ふふ。いいですよ。」

おんりーちゃんがいたずらっ子のような笑みを浮かべながら、こちらに手を伸ばしてくる。

「こ、こんど！今度ね！い、今じゃないから、も、もう寝よ？ね？だから、その手を伸ばしてくるのやめて！」